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MIX CLOUD LCR Disco-20

8月も終わりに近づき、だいぶ涼しくなってきました。
今月もNYサウンドを中心にLCR Disco-20をUPしました。
今回はヨーロッパ産の曲もいろいろ混ぜてみました。
下記LCR Disco-20のリンクボタンを押して頂くと、
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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-20
shuroom

  1. Change of Heart / CHANGE 1984
    1984年のアルバム『Change of Heart』の同名タイトルのシングル。プロデュースは若き日のJAM &LEWIS。R&B及びダンスチャートで最高位7位を記録したCHANGE後期のヒット曲です。

  2. (xtra) Special (instr.) / DOLETTE McDONALD 1982
    UKのATMOSFEARによる同名曲をより粘っこくカバーしたこの曲のA面は、STINGとも共演したDOLETTE McDONALDの歌がとても魅力的なのですが今回はインストを選んでしまいました。

  3. Touching The Times / STATE OF GRACE 1983
    UKの男女3人組が奏でる、エレクトロがSoul/Funkに接近して化学変化を起こした良い例。ヨーロッパらしい哀愁漂うメロディとキラキラした上物にシンセ・ベースがうねるソフト・タッチのBoogieに仕上がっています。

  4. No Frills (instr.) / TAANA GARDNER 1981
    B面インスト・ヴァージョン。WEST ENDの12inchらしく、独特の中低音部のアンバランスなくらいの太さが気持ちよいミッド・テンポのガラージュ・クラシックです。

  5. Summer Breeze (instr.) / BAISER 1983
    カナダのバンドによるメロウ系ディスコのフランス盤12inchB面インスト。歌入りA面はハイエナジー色が少々強くその他Trackとの相性もイマイチなのですが、インストは気持ちよく混ぜ合わさっていると思います。

  6. Just a Touch of Love / SLAVE 1979
    STEVE WASHINGTON率いるSLAVEの4thアルバムよりタイトル曲のシングル。バック・コーラスにはAURAの女性メンバー2人が参加。微妙な横揺れリズムが心地よいアーバン・メロウなこのヒット曲はDE LA SOULを始め数々のアーティストにサンプリングもされました。

  7. ZWEI (dub ver.) / ELECTRIC MIND 1983
    イタロ・ディスコな曲ですが、B面のDUBはピアノとシンセのリフが印象的なまさにエレクトロと言っても過言ではない、展開もあって飽きさせないインストになっています。

  8. Bite The Apple / RAINBOW TEAM 1982
    イタリアはFull Timeレーベルからリリースされたヨーロピアン・ファンク12inch。RAINBOW TEAMは白人女性ヴォーカルをフロントに配した白黒混合イタリア人グループで、サウンド的にはCHICとCHANGEを足して2で割ったような音と言われ、彼らの亜流バンドと揶揄もされました。しかし80年代初頭当時このような“なんちゃってNYサウンド”の中に洗練された名曲が多く見つかったりします。

  9. Keep in Touch (body to body) (instr.) / THE SHADE OF LOVE 1982
    PATRICK ADAMSプロデュース。後にHIGH FASHIONに参加するMELI’SA MORGANが力強く歌う、あえて展開のない繰り返しのリフがBoogieらしい定番曲です。

  10. Love Is Magic / SUNFLOWER 1981
    イタリアのダンスミュージック・レーベル、F1 Teamより発売されたマイナー・グループSUNFLOWERの唯一の12inchシングル。キュートな女性ヴォーカルと少しイナたいメロディが印象的なヨーロピアン・ファンクです。F1 Teamのシングルはどれもレアですが、オリジナルのレーベル印刷は「虹」に「F1マシン」というまったくダンスと関係ないモチーフながらカラフルかつ凝った絵柄で、やはりオリジナルが欲しくなります。

  11. Let Me Feel Your Heartbeat (instr.) / GLASS 1982
    4曲目と同じく、NYのガラージュ・レーベルWEST ENDからリリースされた12inchのB面インスト。イントロから鳴るシンセ・ストリングスや、途中から入ってくるAcid Houseのような止まらないウニャウニャが快感です。当時売れっ子だったNICK MARTINELLI & DAVID TODDがミックス、かのLARRY LEVANもco-produceで参加している気合の入った1曲です。

  12. Give Me Some Love Tonight / TITUS WILLIAMS 1984
    1984年頃になると、アメリカではHip Hopでさえも打ち込みへの移行が始まり、Soul/Funk系の音もほとんどがマシーン・ビートに取って代わったのに対し、僻地ヨーロッパではまだまだ生演奏録音の良質なBoogieが存在していました。今作もフランス産らしいムーディなメロディとTITUS WILLIAMSの甘美な歌声が見事にマッチしたメロウ・ダンサーの傑作です。アメリカやUKとのタイムラグがあるフランスの音楽は時代遅れでダサいという印象があります。しかしそのタイムラグはこのように素晴らしい曲を産む可能性も秘めています。

  13. Somebody Told a Lie / ASHFORD & SIMPSON 1976
    3枚目のアルバム『Came As You Are』より。このアルバムを代表する夢見心地の美しいメロウな1曲です。

MIX CLOUD LCR Disco-19

暑くなりました。
連投になりますがLCR Disco-19をUPしました。
夏に似合いそうな曲を中心に混ぜています。
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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-19
shuroom

  1. Caveman Boogie / LESETTE WILSON 1981
    1981年のレアグルーヴなアルバム『Now That I ‘ve Your Attention』A面オープナー。幻想的なイントロから一転、クールな曲調に素晴らしいソロを聴かせる女性キーボーディストのジャンルを超えて人気のアーバン・フュージョン・グルーヴです。

  2. Westchester Lady / BOB JAMES 1976
    BOB JAMES初期の代表作で数々のHip Hopアーティストにサンプリングされたこの曲は、HARVEY MASONのドラムスとWILL LEEのベースがファンキーなグルーヴを刻みながら、上物のストリングスやエレピが何ともゴージャスなレアグルーヴ・クラシックです。

  3. Twilight / MAZE feat. FRANKIE BEVERLY 1985
    US盤12inch『Too Many Games』のB面。夏の夜のバレアリックなインスト・トラック。 よく見たらMAZEも連投してました、すいません。この『Twilight』は某有名DJによるMix CDで取り上げられて以来の密かな人気曲です。

  4. Midnight Traveller / OCEAN 1989
    ロンドンのAcid JazzレーベルBaseline Recordsから5枚目にリリースされた12inchプロモ白ラベルのB面。OCEANは前年にシングルを一枚だけリリースしていたマイナー白黒男女混合4人組なのですが、これ以降楽曲リリースは一枚もありません。

  5. This Is It (mad mats rework) / KENNY LOGGINS 2009
    スエーデンはストックホルムのハウス・プロデューサーMATS KARLSSONによるリエディット12inch『The Blue Eyed Soul EP』のB面。LCR Disco-16の4曲目と同じくオリジナルではないので本来は選択肢外なのですが、原曲を尊重した最低限のエディットとSEで使いやすく、つい取り上げてしまいました。

  6. Sandy / JORGE SANTANA 1978
    セクシーなのに清涼感あふれるジャケットがあまりにも有名なSANTANAの実弟JORGE SANTANAのファースト・アルバムからの12inchシングル・ロング・ヴァージョン。アルバムと聴き比べると、間奏が長くパーカッションが強調されよりダンサブルな音になっています。当時、夏のサーファー定番曲でした。

  7. Burnin’ Up The Carnival / JOE SAMPLE 1981
    THE CRUSADERSのキーボードJOE SAMPLEの3枚目のソロ『Voice In The Rain』よりラテン・ディスコ12inch。バック・ヴォーカルに配したSEAWINDのPAULINE WILSONとFLORA PURIMのスキャットが炸裂するブラジリアン・フュージョン・ダンサーです。

  8. Samba No Pe / BLUE RONDO 1984
    80年代初頭UKで沸いたファンカラティーナ・ムーヴメントの特にカルチャー・サイドを担っていたBLUE RONDO A LA TURK。そのグループ名は巨匠DAVE BRUBECKの『Take Five』が収録されたアルバム『Time Out』1曲目のタイトルからとっています。しかしバンドは84年にMATT BIANCOとBLUE RONDOという名前を短くした2つのグループに分裂。この曲はそのBLUE RONDOになってからのリリースですが、LiveではA LA TURK時代から演奏されていた彼らを代表する怪しいサンバ・チューンです。

  9. Can You Move (instr.) / MODERN ROMANCE 1981
    ファンカラティーナの中でも、アイドル的売り出し方が功を奏して人気だったこのMODERN ROMANCEと差別化したいが為に、当時BLUE RONDO A LA TURKが「我々と彼らを一緒にして欲しくない。」と発言した事が一部で物議を呼んだことがあります。しかしアメリカでは確実にMODERN ROMANCEの圧勝で、NYでこの曲はガラージ・クラシックでもありました。BLUE RONDOのリーダーCHRIS SULLIVANは嫌がるかもしれませんがこの2曲の相性は悪くないと思います。

  10. I’ll Tell You / SERGIO MENDES BRASIL ’88 1979
    セルメンのディスコ時代を代表するアルバム『Magic Lady』からグルーヴィなラテン・ディスコ・チューン12inch。RemixをTEE SCOTTが担当しているようなので、カウベルの響き等ほどよい変態っぷりがいい出来です。

  11. Dinorah Dinorah / GEORGE BENSON 1980
    『Give Me The Night』USプロモ盤12inchのB面に収録、QUINCY JONESプロデュース。MPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)を代表するIVAN LINSの名曲を、ストリングスやお得意のスキャットも織り交ぜてエレガントなインストに仕上げています。

  12. We All Need Love / DOMENIC TROIANO 1979
    DOMENIC TRIANOはJAMES GANGやTHE GUESS WHOにも参加していたイタリア出身カナダ人ギタリスト。1979年のアルバム『Fret Fever』からの12inchシングルはそんな経歴を微塵も感じさせないファンキーなディスコなのですが、中盤のキーボード・ソロはクレイジーで上がります。

  13. Questions (acoustic) / AUGUST 1995
    もうすぐ8月なので。。。UKマイナーレーベルClean Up Recordsの7枚目のリリース12inch B面アコースティック・ヴァージョン。メンバーのほとんど全員がこのシングル一枚でシーンから姿を消しています。この頃はそんな魅力的な新人が、星の数ほどデビューしては流れ星の如く消え去って行きました。