MIX CLOUD/LCR Rare Groove-1

LCR Rare Groove-1
1. Lalo Schifrin/ Dirty Harry
2. The Equals/ Funky Like a Train
3. Sir Joe Quarterman & Free Soul/ The Way They Do My Life
4. Brian Auger’s Oblivion Express/ Innner City Blues
5. Africa/ Paint It Black
6. Ronnie Smith/ Afrodesia
7. Orgone/ Funky Nassau
8. Bobby Byrd/ Sayin’ It and Doin’ It Are Two Different Things
9. Hank Ballard & Bettye LaVette/ Let’s Go Let’s Go (Thrill On the Hill)
10. April March/ Chick Habit
11. Honey Cone/ Don’t Count Your Chickens (Before They Hatch)
12. James Taylor Quartet/ Breakout
13. Penny Goodwin/ What’s Going On
14. Wah Wah Watson/ Good Friends
Select by Masao Kawano

1は、このサイトのタイトルが1970年公開の「仁義」というフィルムノワールから引用をしているので、同時代のノワールなサントラを使いたいと考え、選びました。ご存知クリント・イーストウッドの刑事モノですが、後半のパーカッションやコーラスの入り方はレアグルーヴ的です。

2は、レアグルーヴが流行りだした頃、URBANから出た12インチを買い、クラブプレイではヘヴィローテーションになった曲です。イントロが派手なので、ジャンルの切り替えやジョーカー的によく使っていました。

3のジョー・クオーターマンも、よく使ったレアグルーヴの代表的アーチストですが、今回はミディアムテンポのこの曲を選びました。

4のブライアン・オーガーは、好きなカテゴリーではあるのですが、あまり深追いはしなかったアーチストです。曲によってフリーソウル的であったり、ソフトロック的であったりするのですが、ソウルフルなこの曲を選びました。

5は、ストーンズのアフロファンク的なカバー。1971年の曲です。原曲のシタールはブライアン・ジョーンズですが、彼は晩年モロッコによく行ってアフリカ的なサウンドに影響されていたので、こういうカバーとの相性も良いと思います。

6のロニー・スミスは、ジャズの世界では最もレアグルーブに近い位置にいた人です。西麻布のP・ピカソで日曜の夜に、アクエリアスという静かなジャズのイベントをやっていたのですが、その時によく使っていた曲です。

7はアトランティックのレアグルーヴ定番曲ですが、オリジナルではなく多少荒削りなカバーチューンを選びました。中盤のパーカッションは、どのカバーでも鉄板に盛り上がります。

8、9は、JBファミリーの王道的なレアグルーヴです。ボビー・バードとハンク・バラードの濃いレアグルーヴはダンスフロアの受けもよく、勝負所でよくかけていました。

10、11は、B級ノーザンソウルのダンスチューン。こういうガーリーなグルーヴも、レアグルーヴの楽しさです。10はタランティーノの「DEATH PROOF」でも使われていました。本人選曲ではないと思いますが、タランティーノのセンスも侮れません。

12は、UKアシッドジャズグループのファンクチューン。ブームで終わった感じでしたが、ジェームス・テイラー・カルテットの直球勝負のスタイルは好きでした。来日した際は、下北沢ZOOにメンバー全員で遊びに来てくれました。

13はアクエリアスで一緒にDJをやって頂いた小林径さんの「ROUTIN FUNK]から拝借。言わずと知れたマービン・ゲイの名曲を、UPPERなダンスチューンにアレンジしています。

14のワーワー・ワトソンは、フュージョン系のギタリストというイメージですが、ここではデビット・ボウイ的なボーカルをフューチャー。これもP・ピカソのアクエリアスでよく使っていましたが、スローなグルーヴ感のある名曲だと思います。

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人はそれと知らずに、必ずめぐり会う。たとえ互いの身に何が起こり、どのような道をたどろうとも、必ず赤い輪の中で結び合うーラーマ・クリシュナー (ジャン・ピエール・メルヴィル監督「仁義」*原題"Le Cercle Rouge"より)