MIX CLOUD LCR Disco-27

今回はいつもよりご存知の曲も多いかと思います。
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楽しんで頂けたら幸いです

LCR Disco-27
shuroom

  1. Feelin Lucky Lately / HIGH FASHION 1982
    MELI’SA MORGANとALYSON WILLIAMSが在籍していた事でも有名なバンドです。CHANGEやBBQ BANDを手掛けたイタリア人Jプロデューサー・チームACQUES FRED PETRUS&MAURO MALAVASIによるNYサウンドを象徴する傑作アルバムより、彼らの楽曲の中でも最も売れた12inchシングルです。

  2. We’ve Arrived(dangrous dub ver. ) / LOOSE END 1982
    UKライト・ファンクな彼らの1982年デビュー12inch。デビュー当時グループ名はLOOSE ENDなのですが、なぜか1983年の3枚目のシングルからバンド名をLOOSE ENDSに改名しています。ちなみにこの曲を含め、LCR Disco-3の一曲目でも紹介した『In The Sky』と『Don’t Hold Back Your Love』の初期3枚は12inchオンリーで、どのアルバムにも収録されていません。

  3. Baby Don’t Hold Your Love Back / BRIDGE 1985
    1985~86年に2枚のシングルを残して消えていったマイナーグループのモダン・ソウル・ブギー。アトランティック・レーベルからリリースされた3大傑作ダンサー12inchのひとつとして、古くからマニアの間で愛され続けているレコードで、80年代中期らしいエレクトロなファンク・サウンドをバックに、AOR的なメロディをソウルフルに熱唱する名盤になります。

  4. Knock Me Out (instr.) / GARY’S GANG 1982
    ERIC MATTHEWSがドラマーのGARY TUNIERと組んだ白人バンドのシンセ・ディスコ。サビのフレーズもけっこう知られたPOPな曲ですが、後ろの音はハウス等との相性も良くアンダーグラウンドでも人気です。

  5. She So Divine / THE LIMIT 1982
    オランダ人のBERNARD OTTESとROB VAN SCHAIKのデュオTHE LIMITによるメジャー・ヒット。作詞作曲はこの2人なのですが、元々はオランダのプログレバンド、FOCUSのフロントマンであるJAN AKERMAN1975年のソロ・アルバムのためにこの曲を提供しており、J.AKKERMANオリジナル・ヴァージョンはよりAOR的なアレンジになっています。

  6. Play The Game / COOL RUNNERS 1982
    正直当時は2軍扱いだったUKファンクなこの12inchシングルですが、時が経つにつれじわじわと人気が上がり、今となっては入手困難なレアで人気な一枚になってしまいました。

  7. Paradise / CHANGE 1981
    1曲目『Feelin Lucky Lately』の制作チーム、ACQUES FRED PETRUS&MAURO MALAVASIがアメリカ市場を意識しながらイタリアで独自にサウンド制作し、リード・ヴォーカル録音だけをNYで行うという変則的な楽曲制作を行っていたのがCHANGEです。彼らの作品の中で最も知名度の高いであろうこの曲は、イタリア人によるNYサウンドの絶対的完成形のひとつです。

  8. Message In The Love (instr.) / BARBARA JOYCE 1984
    B.T.EXPRESSのシンガーBARBARA JOYCEが地元ブルックリンのLULUというマイナー・レーベルに残したダンス・クラシック12inch。

  9. (Our Hearts) Will Always Shine / OZONE 1983
    70年代後期から80年代中心に大活躍したMICHAEL SATOKESプロデュースのOZONE最後のLPより。80年代らしいメロウなミディアム・ファンク人気曲です。

  10. Let Me Feel Your Heartbeat / GLASS 1982
    LCR Disco-20の11曲目でもご紹介したインスト曲のヴォーカル・ヴァージョン。数々の名盤を放ったWest Endレーベルの中でも特に華やかな印象の12inchですが、LARRY LEVANが絡んでいるためか、低音部がいい意味でアンバランスなくらい響いています。

  11. Pride / RINDER & LEWIS 1977
    LCR Discoシリーズで何度か登場している、米国変態ディスコ・プロデューサー・チームのアルバム『Seven Deadly Sins』より。少しJAZZYでクロスオーバーな楽曲は、彼らの作品の中でも落ち着いた部類に入るナンバーです。

  12. I Can’t Turn Away (instr.) / SAVANNA 1981
    UKのバンドらしい、洗練されたアーバン・ブギーのインスト。中盤から挿入されるビブラフォンの音が気持ちいいです。

  13. Glow (instr.) / RICK JAMES 1985
    代表作『Super Freak』を初め多くのヒットで日本でも知名度の高かったRICK JAMESの、人気が降下しだした85年にリリースされた後期アルバム『Glow』からの同名曲インスト。このインスト・ヴァージョンはLARRY LEVANが唯一かけたR.JAMES作品のガラージ・クラシックとして有名になりました。

  14. Perfumed Garden / RAH BAND 1982
    RAH BANDのたぶん最も知られたナンバー。この曲の持つドリーミングでメロウな雰囲気は数十年経った今でも不変です。

FLYING BODIES NEWS/MIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事

©2013フライングボディーズ製作委員会
©2013フライングボディーズ製作委員会

久しぶりに中野裕之監督作品『FLYING BODIES』のニュースです。
六本木の東京新国立美術館で開催されている「MIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事」会場内LIBRARYスペースにて、『FLYING BODIES』が、適時上映されています。
「MIYAKE ISSEY展」は、デザイナー三宅一生さんのこれまでの素晴らしい仕事の集大成とも言うべき展覧会です。

MIYAKE ISSEY展エントランス
MIYAKE ISSEY展エントランス

会場内の最初のsection Aには1970年のジャンプスーツ”TATOO”に始まり、70年代の一生さんのアヴァンギャルドともいうべきDesignの存在感に圧倒されてしまいます。
sectionCでは、一生さんの顔とも言えるマテリアルPLEATSの実演や、田中一光さんとのコラボレーション作品を見る事が出来ます。
会場全体を通して、一生の追求するDesign、マテリアル、色彩を体感しながら堪能する構成となっています。
そんな緊張感の高い展示の中で、LIBRARYスペースは、憩いの場にもなっており、ゆっくりと『FLYING BODIES』の男子新体操も楽しめます。
私は内覧会に参加させて頂いたのだが、セレモニーでは三宅一生さんにフランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールが授与されるというサプライズもありました。
会場前では『FLYING BODIES』の音楽を担当したOPEN REEL EMSEMBLEの演奏を楽しむ事も出来ました。

オープンリール・アンサンブル
オープンリール・アンサンブル

展覧会は2016年6月13日までとなります。
是非この機会に六本木の新国立美術館まで足を運び、五感に刺激を受けてみたら如何でしょうか。

MIYAKE ISSEY展
MIYAKE ISSEY展
©2013フライングボディーズ製作委員会
©2013フライングボディーズ製作委員会

人はそれと知らずに、必ずめぐり会う。たとえ互いの身に何が起こり、どのような道をたどろうとも、必ず赤い輪の中で結び合うーラーマ・クリシュナー (ジャン・ピエール・メルヴィル監督「仁義」*原題"Le Cercle Rouge"より)