I Love You More / RENE & ANGELA 1981
RUFUSのベーシストBOBBY WATSONの弟であるRENE MOOREと、後にソロとしても活躍するANGELA WINBUSHの男女デュオによる1981年発表のアルバム『Wall to Wall』からの12inchプロモ・シングル。かのLARRY LEVANも愛したこの曲は、近年もDANNY KIRIVITによるインスト部分だけを使ったリエディットがヒットするなど、永遠不滅のダンス・クラシックです。
Falling in Love / SURFACE 1983
Salsoul Recordsで活躍した3人組SURFACEが1983年に放ったスィート・ソウル12inch。今聞くと、まったくSalsoulっぽくないアーバンで落ち着いた曲調です。
Night Cruiser / DEODATO 1980
DEODATOがJazzキーボーディストとして70年代CTIに所属していた頃のヒット『ツァラトゥストラはかく語りき(2001年)』は、JambandのPHiSHもLiveで頻繁に演奏するほど知られたアレンジのカバー曲ですが、その後80年代に入るとこのトラックのような、よりディスコ的なフュージョン作品を数多く発表していました。
Back Together Again / ROBERTA FLACK & DANNY HATHAWAY 1979
ROBERTA FLACKが1980年に発表したアルバム『Roberta Flack Featuring Donny Hathaway』(日本名タイトル『ダニーに捧ぐ』)からの12inchシングル。この曲のヴォーカル・パートを録音し終えたその夜にDANNY HATHAWAYは、滞在していたホテルの15階から身を投げ34歳という短い人生に自ら幕を降ろす事となりました。
I’ve Got Love (instr.) / BOGAZ 1983
UKマイナーのAGRレーベルからリリースされた人気12inchのB面インスト。落ち着きがありながら、ほどよく爽快で高揚感あるこの曲は数年前マニア向けに再発がリリースされています。
Too Many Games (instr.) / MAZE featuring FRANKIE BEVERLY 1985
70年代MARVIN GAYEとのツアーで名を上げたMAZE(バンド名をMAZEに改名させたのもMARVI GAYE)の最大の魅力は間違いなくFRANKIE BEVERLYのスウィートな歌声ですが、ここではあえてインストを使っています。たとえFRANKIEのヴォーカルがなくとも、良質なグルーヴを生み出すバンド・スタイルにこだわった演奏は当時1985年時点でもレアな存在になりつつありました。
You Can’t Run From My Love (long ver.) / STEPHANIE MILLS 1983
数々のヒットを飛ばした彼女のシングルの中でも、一聴すると地味な印象もあってあまり知られていないこの曲ですが、最もファンキーでダンサブルな部類に入るのではと思います。JAMES MTUME & REGGIE LUCASが作曲&プロデュース。
Ain’t We Funkin’ Now (disco ver.) / BROTHERS JOHNSON 1978
QUINCY JONESプロデュース1978年のアルバム『Blam!』からの12inchシングル、ディスコ・ヴァージョン。この曲は本国より日本で流行った記憶があります。このレコードでも素晴らしいチョッパー奏法を聴かせてくれる、スラップ・ベースの先駆者である兄LOUIS JOHNSONがつい先日の5月21日に惜しくもこの世を去ったのはまだ記憶に新しいところです。R.I.P.
Livin’ It Up (friday Night) (disco ver.) / BELL & JAMES 1978
フィラデルフィアからソウル・デュオBELL & JAMESよるウイークエンダーのための金曜賛歌。12inch途中には長めのブレイクも入っています。メンバーのLeROY BELLはフィラデルフィア・ソウルのパイオニアで重鎮であるTHOM BELLの甥っ子で、このシングルにもその叔父本人がエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねています。
Stay (instr.) / FIREFLY 1985
80年代前半に人気のあったイタリア出身のディスコ・グループ3人組の85年の12inchシングル・インスト。彼らは1981年に日本でもよく耳にした『Love (is gonna be on your side)』のヒットが有名です。
Do You Anyway You Wanna (instr.) / MIKE T 1981
GIL SCOTT HERON『The Bottle』の鍵盤リフを拝借しながら、スラップ・ベースがファンキーに走るUKブギー12inch。B面インストでは数々のJazz Funk名盤を残したJOE THOMASがSAXで参加。
Dreams / FLEETWOOD MAC 1977
1978年度グラミーの最優秀アルバム賞を獲得したFLEETWOOD MAC13枚目のアルバム『噂』より。STEVIE NICKS本人による書き下ろしで1977年の6月18日に全米BillboradチャートのTop1に輝いた、彼らの最も知られた楽曲になります。当時彼女の小悪魔的なルックスとハスキーでメロウな歌声に虜になった男子続出でした。
Zulu (instr.) / THE QUICK 1981
LCR Disco-13の2曲目でも紹介したUKデュオ、THE QUICKのアナザー・クラシック12inchインスト・ヴァージョン。トライヴァルなリズムに太いベースがうねるアフロ・ニューウェーヴ・ディスコはガラージ・クラシックでもあります。
Run Run Run (instr.) / FUNKAPOLITAN 1982
1980年代初頭にロンドンで開花したファンカラティーナ・ムーヴメントの中心は間違いなくBLUE RONDO A LA TURKでしたが、このFUNKAPOLITANもその双璧の一端を担ったバンドでした。プロデューサーはAUGUST DARNELLまたの名をKID CREOLEが担当する事で、他のファンカラティーナ・バンドとは一味違うNEW YORK的な音の選び方とボトムを強調するアレンジで独自のファンク・サウンドを確立しています。
ちなみにベース担当のTOM DIXONは後にプロダクト・デザイナーとして世界的に大成功を収めるようになります。
Well, Have A Nice Day / KING ERRISSON 1977
レア・グルーヴ名曲INCREDIBLE BONGO BANDの『Apache』で印象的なコンガを叩いていた名パーカッショニストのソロ・アルバム『L.A.Bound』より。中盤のブレイクがRoxanne Shanteの『Have a Nice Day』でサンプリングされたり、そのブレイク自体がドリーミィな展開で人気な曲ですが当時シングル・カットはされませんでした。
Giving It Up for Love / DAVID EMMANUEL 1983
UKの短命マイナーレーベルWhite Lodgeからリリースされたモダン・ソウル・ダンサー12inch。かなりマニアックな盤ですが、しなやかなメロディーと甘い男性ヴォーカルにそそられます。
Evening of Love / THE MAIN INGREDIENT feat. CUBA GOODING 1981
役者としても活躍したヴォーカリストCUBA GOODINGが在籍していたバンドの1981年リリースのアルバム『Only Have Eyes for You』より。オープニングを飾るキャッチーで高揚感あふれる良曲なのですが、何故かこれもシングル・リリースはありません。プロデュースはPATRICK ADAMSが担当、完璧です。
I Want You for Myself / GEORGE DUKE 1979
GEORGE DUKEの数あるヒット曲の中でも最もポピュラーなのがこの『I Want You for Myself』でしょう。この曲が収録された1979年のアルバム『Master of The Game』は、FRANK ZAPPAの呪縛から解かれた彼が、フュージョン・ディスコに傾倒していった最初のアルバムです。
It’s Not The Same / DAZZLE 1979
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったPATRICK ADAMSやLEROY BURGESS & STAN LUCASによるプロジェクトDAZZLEのアルバム『Dazzle』より。STAN LUCASがヴォーカルをとるソウルフルな込み上げ系ナンバーはアルバムの中でも個人的には一番気に入っている曲なのですが、これもシングル・カットがありません。とてもいい曲なのに本当にもったいないです。
Cannonball (instr.) / SUPERTRAMP 1985
先日、このブログでもご紹介したMICK HAGGERTYがジャケット・デザインした1978年の『Breakfast In America』が有名な彼らが、1985年に発表したアルバム『Brother Where You Bound』からの12inchシングルB面。当時の流行を反映してNew Wave的なタイトなリズムを取り入れながら、アーリー・ハウスと言っても過言ではないインストに仕上げています。
Funtime (long ver.) / PEACHES & HERB 1980
彼らの7枚目のアルバム『Worth The Wait』から、説明不要の特大ダンス・クラシック12inch。このデュオは60年代から活躍していたのですが、女性ヴォーカルは3回代替わりしています。この頃は2代目のLINDA GREENEが担当。日本のディスコでも大ヒットした曲です。
Gotta Keep On Trying / TENDERNESS 1978
近年DJ HARVEYがRe-Edit盤をリリースして人気が再燃した、ソウルフルなガラージ・クラシック・オリジナル12inch。とにかくグルーヴィで強靭なバックトラックにファンキーにシャウトする女性ヴォーカルが冴える一曲です。作曲者でもあるJAMES PURDIEのエレピ・ソロもグッドです。
Disco Tech / CAROLE KING 1978
もともと夫のGERRY GOFFIN(1968年に離婚)とのソングライティング・チームで、60年代にTHE SHIRELLES、THE DRIFTERS、ARETHA FRANKLINなどに楽曲を提供し、20以上の全米TOP40ヒットを送り出していた彼女は、70年代にはDONNY HATHAWAYから大きな影響を受けながら、アルバムではDAVID T. WALKERやHARVEY MASONらを積極的に登用するなど、ブラック・ミュージックと常に近い位置にいました。ですので、ディスコにアプローチしたこの曲もまったく違和感ありません。
Tell me Something Good / RUFUS feat. CHAKA KHAN 1974
RUFUSのリードヴォーカルとしてデビューしたCHAKA KHANが一躍スターダムに躍り出るきっかけになった曲で、全米のR&B及びPOPチャートで3位まで登り詰めました。CHAKAのヴォーカリストとしての魅力に触発されたSTEVIE WONDERが彼らのスタジオまで自ら足を運んで、その場でこの曲を書き上げたという逸話もあります。しかし粘っこい。