もうおなじみになりましたMIXCLOUDでのLCRのミックス、今回は私の選曲をUPいたします。これまでのDisco,Rare grooveもせまいジャンル分けにとらわれず、その人なりの解釈の自由さを持ったものになっていたと思います。私はさらに輪をかけて”a fake soundtrack”(ここからMIXCLOUDにジャンプします)ということで,私にとって「映像が浮かぶ楽曲」であったり全体として「架空の物語のサウンドトラックになっているような」そんな感じの緩いミックスをしています。どうぞsit back&relaxという感じでお楽しみいただければと思います。
楽曲名とアーティスト名は以下の通りです。
1.Um Canta De Afoxe Para O Bloco De Ile(Ile aye)/Caetano Veloso
2.Sunshower/Dr.Buzzard’s Original Savannah Band
3.Pauvre Lola/Serge Gainsbourg
4.Last Tango In Paris-Jazz/Gato Barbieri
5.Boss Tres Bien/Quartette Tres Bien
6.Elle A…Elle A Pas/Michel Legrand
7.Man From Wareika/Rico
8.Sincerely Yours/Carlton&The Shoes
9.Kingston Dub Town/The Dynamites
10.Going Places(Zemix Version)/Kid Creole&The Coconuts
11.Don’t You Worry ‘Bout A Thing/Cal Tjader&Carmen McRae
12.Early Morning Love/Moacir Santos
13.Vida Boa/Seigen Ono
過去のサイトに習って、それぞれの楽曲についてのコメントを加えます。お聴きになりながら参照いただければと思います。
1.子供の歌声とハンドクラッピングが印象的なこの楽曲でa fake soundtrackの幕開けとしました。ボサの正統的な継承者に安住せず、エキセントリックな 音楽活動で知られるカエタノ。名古屋君同様私も大好きなトーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンも彼のブラジリアン・ミュージックのコンピレーションアルバムで取り上げていた一曲です。
2.雷鳴とにわかに降り出した雨の音、そして子供たちの歌声が正に「映像が浮かぶ」2曲めは言わずと知れたサバンナバンド。詳しくは私の過去のサイトを参照ください。
3.”ゲンズブール・パーカッション”からスライ&ロビーとのジャマイカものまで大好きな楽曲も多いゲンズブール。ここではフランス・ギャルの笑い声が耳に焼き付く一曲を選びました。(関心のある方はyoutubeで若き日のゲンズブールと歯並びの良いフランス・ギャルの笑顔もお楽しみください。)
4.そして本物のサウンドトラックよりこの一曲。パリの街をチェイスするマーロン・ブランドが目に浮かぶような疾走感のあるナンバー。
5.続いてはライブ感のあるラテン・ジャズ。「オレー!」がかっこいい。
6.そして大御所ルグラン。私たちのグループ名の元となった映画“Le Cercle Rouge(仁義)”も元々は彼が映画音楽をやっていた(途中降板)。ルグランと一発でわかるこの曲。
7.スカタライツとともにパイオニアのリコ。ブルーノートからリリースもあるのであえてジャメイカンジャズと紹介します。その後渡英、2トーンの大好きなスペシャルズと活動していたのもうれしい限り。
8.以前にサイトで取り上げたこのグループ。そちらを参照ください。
9.ロード・クリエーターの「キングストン・タウン」のdubヴァーション。キラーです。キングストンの夜景を思い浮かべます。
10.Kid Creoleことオーガスト・ダーネルと私たちLCRのメンバーは、初めての東京公演のとき親交ができ、その後NYの彼とアドリアーナのマンションにお邪魔するという奇縁を得ました。トロピカルギャングスタの冒険譚的な彼のアルバムのコンセプトから私のfake soundtrackは大きな影響を受けていることを認めざるをえません。これはZeレーベルからのバージョン。
11.ヴィブラフォーン続きでCOOL!なCal Tjadar。言わずと知れたスティビーのカバー。
12.BlueNoteからサウダージな感じ。
13.Commeのショーの音楽も担当していた。映像が目に浮かぶこの曲で“a fake soundtrack-1″を締めたいと思います。お聴きいただきありがとうございました。