Caveman Boogie / LESETTE WILSON 1981
1981年のレアグルーヴなアルバム『Now That I ‘ve Your Attention』A面オープナー。幻想的なイントロから一転、クールな曲調に素晴らしいソロを聴かせる女性キーボーディストのジャンルを超えて人気のアーバン・フュージョン・グルーヴです。
Westchester Lady / BOB JAMES 1976
BOB JAMES初期の代表作で数々のHip Hopアーティストにサンプリングされたこの曲は、HARVEY MASONのドラムスとWILL LEEのベースがファンキーなグルーヴを刻みながら、上物のストリングスやエレピが何ともゴージャスなレアグルーヴ・クラシックです。
This Is It (mad mats rework) / KENNY LOGGINS 2009
スエーデンはストックホルムのハウス・プロデューサーMATS KARLSSONによるリエディット12inch『The Blue Eyed Soul EP』のB面。LCR Disco-16の4曲目と同じくオリジナルではないので本来は選択肢外なのですが、原曲を尊重した最低限のエディットとSEで使いやすく、つい取り上げてしまいました。
Burnin’ Up The Carnival / JOE SAMPLE 1981
THE CRUSADERSのキーボードJOE SAMPLEの3枚目のソロ『Voice In The Rain』よりラテン・ディスコ12inch。バック・ヴォーカルに配したSEAWINDのPAULINE WILSONとFLORA PURIMのスキャットが炸裂するブラジリアン・フュージョン・ダンサーです。
Samba No Pe / BLUE RONDO 1984
80年代初頭UKで沸いたファンカラティーナ・ムーヴメントの特にカルチャー・サイドを担っていたBLUE RONDO A LA TURK。そのグループ名は巨匠DAVE BRUBECKの『Take Five』が収録されたアルバム『Time Out』1曲目のタイトルからとっています。しかしバンドは84年にMATT BIANCOとBLUE RONDOという名前を短くした2つのグループに分裂。この曲はそのBLUE RONDOになってからのリリースですが、LiveではA LA TURK時代から演奏されていた彼らを代表する怪しいサンバ・チューンです。
Can You Move (instr.) / MODERN ROMANCE 1981
ファンカラティーナの中でも、アイドル的売り出し方が功を奏して人気だったこのMODERN ROMANCEと差別化したいが為に、当時BLUE RONDO A LA TURKが「我々と彼らを一緒にして欲しくない。」と発言した事が一部で物議を呼んだことがあります。しかしアメリカでは確実にMODERN ROMANCEの圧勝で、NYでこの曲はガラージ・クラシックでもありました。BLUE RONDOのリーダーCHRIS SULLIVANは嫌がるかもしれませんがこの2曲の相性は悪くないと思います。
I’ll Tell You / SERGIO MENDES BRASIL ’88 1979
セルメンのディスコ時代を代表するアルバム『Magic Lady』からグルーヴィなラテン・ディスコ・チューン12inch。RemixをTEE SCOTTが担当しているようなので、カウベルの響き等ほどよい変態っぷりがいい出来です。
Dinorah Dinorah / GEORGE BENSON 1980
『Give Me The Night』USプロモ盤12inchのB面に収録、QUINCY JONESプロデュース。MPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)を代表するIVAN LINSの名曲を、ストリングスやお得意のスキャットも織り交ぜてエレガントなインストに仕上げています。
We All Need Love / DOMENIC TROIANO 1979
DOMENIC TRIANOはJAMES GANGやTHE GUESS WHOにも参加していたイタリア出身カナダ人ギタリスト。1979年のアルバム『Fret Fever』からの12inchシングルはそんな経歴を微塵も感じさせないファンキーなディスコなのですが、中盤のキーボード・ソロはクレイジーで上がります。
Questions (acoustic) / AUGUST 1995
もうすぐ8月なので。。。UKマイナーレーベルClean Up Recordsの7枚目のリリース12inch B面アコースティック・ヴァージョン。メンバーのほとんど全員がこのシングル一枚でシーンから姿を消しています。この頃はそんな魅力的な新人が、星の数ほどデビューしては流れ星の如く消え去って行きました。
I Love You More / RENE & ANGELA 1981
RUFUSのベーシストBOBBY WATSONの弟であるRENE MOOREと、後にソロとしても活躍するANGELA WINBUSHの男女デュオによる1981年発表のアルバム『Wall to Wall』からの12inchプロモ・シングル。かのLARRY LEVANも愛したこの曲は、近年もDANNY KIRIVITによるインスト部分だけを使ったリエディットがヒットするなど、永遠不滅のダンス・クラシックです。
Falling in Love / SURFACE 1983
Salsoul Recordsで活躍した3人組SURFACEが1983年に放ったスィート・ソウル12inch。今聞くと、まったくSalsoulっぽくないアーバンで落ち着いた曲調です。
Night Cruiser / DEODATO 1980
DEODATOがJazzキーボーディストとして70年代CTIに所属していた頃のヒット『ツァラトゥストラはかく語りき(2001年)』は、JambandのPHiSHもLiveで頻繁に演奏するほど知られたアレンジのカバー曲ですが、その後80年代に入るとこのトラックのような、よりディスコ的なフュージョン作品を数多く発表していました。
Back Together Again / ROBERTA FLACK & DANNY HATHAWAY 1979
ROBERTA FLACKが1980年に発表したアルバム『Roberta Flack Featuring Donny Hathaway』(日本名タイトル『ダニーに捧ぐ』)からの12inchシングル。この曲のヴォーカル・パートを録音し終えたその夜にDANNY HATHAWAYは、滞在していたホテルの15階から身を投げ34歳という短い人生に自ら幕を降ろす事となりました。
I’ve Got Love (instr.) / BOGAZ 1983
UKマイナーのAGRレーベルからリリースされた人気12inchのB面インスト。落ち着きがありながら、ほどよく爽快で高揚感あるこの曲は数年前マニア向けに再発がリリースされています。
Too Many Games (instr.) / MAZE featuring FRANKIE BEVERLY 1985
70年代MARVIN GAYEとのツアーで名を上げたMAZE(バンド名をMAZEに改名させたのもMARVI GAYE)の最大の魅力は間違いなくFRANKIE BEVERLYのスウィートな歌声ですが、ここではあえてインストを使っています。たとえFRANKIEのヴォーカルがなくとも、良質なグルーヴを生み出すバンド・スタイルにこだわった演奏は当時1985年時点でもレアな存在になりつつありました。
You Can’t Run From My Love (long ver.) / STEPHANIE MILLS 1983
数々のヒットを飛ばした彼女のシングルの中でも、一聴すると地味な印象もあってあまり知られていないこの曲ですが、最もファンキーでダンサブルな部類に入るのではと思います。JAMES MTUME & REGGIE LUCASが作曲&プロデュース。
Ain’t We Funkin’ Now (disco ver.) / BROTHERS JOHNSON 1978
QUINCY JONESプロデュース1978年のアルバム『Blam!』からの12inchシングル、ディスコ・ヴァージョン。この曲は本国より日本で流行った記憶があります。このレコードでも素晴らしいチョッパー奏法を聴かせてくれる、スラップ・ベースの先駆者である兄LOUIS JOHNSONがつい先日の5月21日に惜しくもこの世を去ったのはまだ記憶に新しいところです。R.I.P.
Livin’ It Up (friday Night) (disco ver.) / BELL & JAMES 1978
フィラデルフィアからソウル・デュオBELL & JAMESよるウイークエンダーのための金曜賛歌。12inch途中には長めのブレイクも入っています。メンバーのLeROY BELLはフィラデルフィア・ソウルのパイオニアで重鎮であるTHOM BELLの甥っ子で、このシングルにもその叔父本人がエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねています。
Stay (instr.) / FIREFLY 1985
80年代前半に人気のあったイタリア出身のディスコ・グループ3人組の85年の12inchシングル・インスト。彼らは1981年に日本でもよく耳にした『Love (is gonna be on your side)』のヒットが有名です。
Do You Anyway You Wanna (instr.) / MIKE T 1981
GIL SCOTT HERON『The Bottle』の鍵盤リフを拝借しながら、スラップ・ベースがファンキーに走るUKブギー12inch。B面インストでは数々のJazz Funk名盤を残したJOE THOMASがSAXで参加。