セルクル・ルージュのポップアップストア/Recommended by Le Cercle Rouge

表紙はツィギー
表紙はツィギー

1月11日から2月11日まで、表参道のセレクトショップ_Lで展開しているセルクル・ルージュのポップアップストアRecommended by Le Cercle Rougeで取り扱っている商品で、前回ご紹介していないアイテムをお知らせします。
冒頭の写真集は、60年代の英国=SWINGING LONDONを切り取ったフィリップ・タウンジェントの写真集(¥7,800)です。ツィギーやミック・ジャガーなど、60’Sのポップでロックでレアなロンドンのシーンが楽しめる1冊です。

MEN'S, WOMEN'Sあります。
MEN’S, WOMEN’Sあります。

UNDERGROUNDのシューズ(¥21,800~29,800)は、ROBOTに代表されるロックなロンドンシューズの伝統に、今のエッセンスが加わっています。
メンズ・ウイメンズを揃えましたが、先にウイメンズが売り切れてしまいました(再入荷を検討中です)。

メリッサのブーツ。上を外すと、何とサイドゴアブーツに変身。
メリッサのブーツ。上を外すと、何とサイドゴアブーツに変身。
レディステディゴーが輸入の先駆けとなったブラジルのシューズメリッサも、HIPなアイテムのみピックアップしました。写真はロングブーツとサイドゴアブーツのハイブリッドで履けるカラフルなブーツ(¥21,200)です。

MY NAME IS SIMONE。手前からカール・ラガーフェルト、マイケル・ジャクスン、そしてアラジンセインのデビット・ボウイ!
MY NAME IS SIMONE。手前からカール・ラガーフェルト、マイケル・ジャクスン、そしてアラジンセインのデビット・ボウイ!

MY NAME IS SIMONEは、フランス製人形です。このマイケル・ジャクスン、デビット・ボウイ、カール・ラガーフェルトの人形は、日本で買えるのはこちらだけです(¥9,800)。このディフォルメの仕方はユニークです。

カラーリングがきれいな英国のランドセル=SATCHEL BAG.
カラーリングがきれいな英国のランドセル=SATCHEL BAG.

レザーサッシェルは、英国の伝統的なランドセル=サッシエルバッグに改良を加え、新しいカラフルなバッグに変身した商品です(¥19,800~22,800)。

襟のデザインがキレているSHAMSのシャツ
襟のデザインがキレているSHAMSのシャツ

丸縫いのSHAMSのパンケーキキャップ
丸縫いのSHAMSのパンケーキキャップ

SHAMSは、伝統的なビスポークスタイル=一人の職人の手による丸縫い製法で、1枚のシャツを作るブランドです。さらにベースになるシャツは、いずれも国産デッドストックの綿やシルク生地を使っています(¥18,000~42,000)。
1930〜80年代のクラシックなスタイルを、伝統的な製法と素材を使って再現しています。
パンケーキキャップと呼んでいるハンティングも、同じく丸縫いで生産されています(¥15,000)。

ジョン・ムーアのブーツに、デッドストックのCLEAVELANDの帽子
ジョン・ムーアのブーツに、デッドストックのCLEAVELANDの帽子

ジョン・ムーアはご存知の方も多いと思いますが、英国を代表するシューデザイナーの商品です。今回はワールズエンドやINSIDEOUTに合うような、個性的なブーツを用意しました(¥48,000)。
CLEAVELANDの帽子は、ブラジル製の80’Sデッドストック。ウールと兎の毛の②タイプあります(¥14,700~20700)

CLEAVELANDの70'Sヴィンテージレザージャケット
CLEAVELANDの70’Sヴィンテージレザージャケット(¥30,000)

19世紀の仏製ストール
19世紀の仏製ストール(¥24,000)

私の地元である吉祥寺で、拘りあるクラシックテイストの服を作っているCLEAVELANDからは、フランスで買い付けたヴィンテージを提供して頂いています。
柔らかい革を使ってハンドメイドで仕上げた仏製NATERRAのバッグ。
柔らかい革を使ってハンドメイドで仕上げた仏製NATERRAのバッグ。

NATERRA / ナテラはフランスの小物バッグブランドで、北アフリカモロッコの工場にて、職人によりハンドメイドで作製されています。レザーの色によって素材が異なりますが、ラムスキンの柔らかさとカウレザーを使用しております。
細かなディテールにこだわったデザインと色展開がマッチした個性的なコレクションとなっております。ボストンタイプ、2WAYのマグネット付きで折り畳んでクラッチバッグにもなるデザインなど、フランスらしいバッグです(¥16,800~32,000)。

仏製TWIZZのごぼれないマグカップ
仏製TWIZZのごぼれないマグカップ。シトロエンBXのダッシュボードのようなプラスチッキーな感覚がフランスのプロダクトである事を観じさせます(¥4,800)

一世を風靡したパイレーツ。
一世を風靡したパイレーツ。

そして今回ヴィンテージで販売しているリアル80’Sのロンドンアイテムが、ワールズエンド、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ジョンソンズなどキングスロードを代表するブランドです。懐かしいアイテムもあると思いますので、是非一度足を運んでみて下さい。

ストックが無くなってきている商品もありますが、一部商品は、店頭でのディスカウントが可能です。是非スタッフにお尋ね下さい。

_L (エル) 
コム・デ・ギャルソンの裏、APE、MIUMIU、ヒステリック・グラマーなどが並ぶ裏通りです。向かい側には、セオリーの路面店があります。
OPEN 12:00~20:00
〒107-0062
東京都港区南青山 ヴィオレ南青山 MB1
03-6419-0015
(水曜日定休)

Samuel Smith Winter Welcome Ale 2013-2014

Winter Welcome Aleをご存知でしょうか? クリスマスシーズン(欧米で言うところのHoliday Season)に向けてアメリカなどで毎年11月ごろから限定販売される特別なエールです。長く寒い夜に暖かな部屋でゆっくり楽しむ濃いビールといった感じです。
Bottle
このWinter Welcome Aleを製造するSamuel Smithは、イングランドはヨークシャー州タドカスターにある創業1758年の歴史ある小さなブリュワリーです。最近イギリス各地やアイルランドのシングルモルト系醸造所で話題になっている巨大資本による買収にも応じず、今も単独経営でがんばっている醸造所です。厳選された素材と敷地内の井戸からくみ上げた天然水を200年以上も使い続け、蓋のない四角い石釜で作る昔ながらの伝統的製造法(ヨークシャー・スクエア)を守り、フルボディで良質なビールを製造しています。
ペールエール、オートミールスタウトなど、ブリディッシュ・ビールに詳しいお店に行けばここのビールを日本でも飲む事ができます。しかし、このWinter Welcome Aleは限定販売ということもあり、なかなか日本国内でお目にかかる事ができません。先日もSamuel Smithの日本輸入代理店に問い合わせた所、まだ日本では流通していないとの事。しかし海外でこれらの季節商品が盛り上がっている状況から、将来的には日本でも取り扱いを始める可能性もあるとのご返答を頂きました。
肝心の中身ですが、クリーミィーな泡で、少しだけ濃い琥珀色のエールらしい微炭酸はコクがあり、ほどよい苦みとその後に甘みも感じられます。微かにフルーティな酸味もありますが、あまいカラメル系モルトの風味はもっと濃いお酒の印象です。その他のエールより味、香りともに濃く、グビグビ飲むタイプではありません。先にも書いたようにゆっくり楽しむためのエールです。何よりアルコール度数が通常より少し高い6%なので、おいしいからと言って調子にのって大量に飲むと翌朝えらい目に遭います。
nakami
実はこのエールとの出会いは、10年前にさかのぼります。
PHISHの記事で登場したTimとツアーを追いかけているときに、彼から教わったのが最初でした。ショウの後、興奮ぎみの気分をゆったりと落ち着かせたい時に勧められたのを覚えています。当時は1パイント瓶(550mL)しかなかったので、1本飲んだ後はそのままベットで撃沈。思い出の味です。
先日NYで僕らがホテルの部屋に入った際、備え付けの冷蔵庫を開けると、そこには今年のWinter Welcome Ale(小瓶335mL)24本入りカートンが冷やされていました。Timからのクリスマスプレゼントです。Thanks, Tim! しかしその晩久しぶりの再会で盛り上がって飲み過ぎてしまい翌日は時差ぼけと二日酔いで一日中グラグラでした。
Label
このWinter Welcome Aleのもう一つの楽しみはラベルです。中央のイラストが年ごとに変わるのでコレクションしているファンも多いそうです。去年の絵柄はラグビーでした。今年は小さい瓶だったのでラベルの剥がし方が美しくないですが、今シーズンと10年前のものを並べてみました。発売年や容量表記の違い、アメリカの輸入代理店の住所が微妙に変わっていたりと細かな表記が異なっていますがイラスト以外の基本デザインは変わりません。カラフルですがイングランドらしい趣あるクラッシックでいいラベルです。
並行輸入などで国内に持ち込んでいるお店があるかもしれません。
もしどこかで見つけたら是非一度お試しあれ。美味しいですよ。

人はそれと知らずに、必ずめぐり会う。たとえ互いの身に何が起こり、どのような道をたどろうとも、必ず赤い輪の中で結び合うーラーマ・クリシュナー (ジャン・ピエール・メルヴィル監督「仁義」*原題"Le Cercle Rouge"より)