Standing in The Rain / DON RAY 1978
まだまだ梅雨は明けそうにないので、CERRONEプロデュースの1978年物のフレンチ・ディスコ『Standing in The Rain』。ウニィウニィな妖しいシンセのアルペジオが印象的なNYアンダーグラウンド・クラシックです。
Makin’ Music (dub mix) / GARY’S GANG 1983
前回の4曲目でも取り上げたGARY’S GANGのコズミックな一面を見せてくれるグルービーなB面インスト・ダブ。
I Need You Now (the fierce reprise) / SINNAMON 1983
どちらかと言うとこの曲はアカペラが、Houseを初めとした数多くのネタとして有名なガラージ・クラシックになります。DARRYL PAYNEとDON WELCHによるリミックス・ワークがとんでもないこのヴァージョンは12inchのみに収録です。
Les Mannequins / KRAFTWERK 1977
アルバム『Trance Europe Express』からシングルカットされた『Showroom Dummies』の12inch B面には、歌詞をフランス語に代えて歌ったこの『Les Mannequins』が収録されていました。
Il Veliero / THE CHAPLIN BAND 1982
オランダのディスコ・バンドのイタロディスコ・クラシック。たぶん当時日本ではほとんど注目されなかった曲ですが、DJ HERVEYが取り上げた事でホワイトラベルのブート盤まで売り出された人気のレコードです。
The End / CHANGE 1980
CHANGE初期のシングル『A Lover’s Holiday』の12inch B面。この『The End』は同じ12inchでも未収録の物も多くなかなかお目にかかれません。聞いてもらえばお分かりでしょうが、他のCHANGEの楽曲とは一線を画す毛色の違う音に少なからず驚かされます。
Darling Don’t Leave Me / ROBERT GORL 1983
元D.A.F(ドイチェ・エメリカニシェ・フロインシャフト)のROBERT GORLが、バンド解散後にEURYTHMICSのANNIE LENNOXを迎えてリリースしたシングル。ニューウェーヴらしい疾走感のあるエレクトロなダンス・チューンです。
Synchro System / KING SUNNY ADE 1983
80年代前半、毎月のように様々なジャンルの音楽が登場・紹介されていた中で、このKING SUNNY ADEの奏でる「ジュジュ・ミュージック」は衝撃的でした。もちろんきっかけは元GENESISのPETER GABRIELによる、WOMADを初めとするワールド・ミュージック紹介活動が、世界中の音楽ファンを新たな出逢いに導いてくれていたのは間違いありません。
I Robot / ALAN PARSONS PROJECT 1977
ISAAC ASIMOVのSF古典短編小説にインスパイアされて作られたAPPの2ndアルバムより同名タイトル曲。元々アビィロード・スタジオのエンジニアだったALAN PARSONSなので、プログレやオーケストレーションなどお袈裟な表現はお手の物です。
Shine on You Crazy Diamond / Dream in Goa 1990
当時PINK FLOYDの曲を演ってるという理由だけで買ったホワイトラベルのプロモイタリア盤です。未聴ですが2002年に同じくPINK FLOYDの『Another Brick in The Wall』もHouseカバーしているようです。
Falling / JULEE CRUISE 1989
DAVID LYNCHが撮影を降板>和解>復帰など、はたして2017年に無事に放映なるか?まだまだ予断を許さない『Twin Peaks』ですが、新シリーズ期待しています。
Expansions / LONNIE LISTON SMITH 1979
レア・グルーヴを象徴する曲のUK12inchシングル。これは説明不要ですね。
Line Up (instr.) / SHRIEKBACK 1983
SHRIEBACKはXTCのキーボードBARRY ANDREWSと元GANG OF FOURのベースDAVE ALLENに、ギターとドラムスを加えたUK産ニューウェーヴ・ファンク・バンドです。このシングルがリリースされた1983年頃まではまだメジャー契約もなく、極太のBassにひたすら暗くて冷たい上モノがのるアンダーグラウンドな音を追求しており、のちにこの辺を「コールド・ファンク」と呼ぶようになります。
If You Like Dancin’ / 94 EAST 1977
この曲で聴ける弾きまくりのギターは、先日惜しくもこの世を去ったPRINCEによるものです。彼がまだメジャーデビューする前、ジュニア・ハイスクルール時代に友人達と組んでいたバンドがこの94 EASTですが、PRINCEのメジャーデビューを機にバンドは解散してしまいます。
Ooooh Baby / ALAN WHITE 1976
あのYESのドラマーがバンド活動の最中に好きな事をやってたソロアルバム『Ramshackled』一曲目。プログレバンドの名ドラマーとは思えないファンキーでソウルフルな歌にびっくりです。
Let It Out / KRAAN 1975
ドイツのジャズ・ロックバンド、KRAANの通算5枚目のアルバム『Let It Out』より。レコーディング・エンジニアには、クラウト・ロックの重鎮CONNY PLANKの名前も!フェンダー・ローズの音色が印象的なファンク・ロックです。
Your Gold Teeth / STEELY DAN 1973
ローズつながりで『おまえの金歯』。STEELY DAN2枚目のアルバム『Countdown to Ecstasy』より。このアルバムはDONALD FAGENの一番お気に入りだそうですが、こちらの曲はもう一人のメンバーWALTER BECKER独特の不思議な雰囲気がよく表されているラテンフレーバーの複雑な曲です。
Gold / CHAPLIN BAND 1982
DJ HARVEYが彼らの『IL VELIERO』をかけた事で広く知られるようになったオランダのバンドのアナザー・クラシック。THE CLASHの『Rock the Casbah』にちょっとだけ似ているバックにどこかで聞いたようなキャッチーなヴォーカルが乗ったB級ディスコです。
Harmony / SUZI LANE 1979
1990年6月にHarmony Tourと題してFrancis Kと共に一度だけ来日したLARRY LEVEN。その際、テーマ曲のようにこの曲をかけていたのを今でも思い出します。
One Man Jam / 94 EAST 1977
PRINCEを失ったことは本当に残念なので、94 EASTからもう一曲。
Keep On Dancin’ / GARY’S GANG 1978
白人ディスコ・プロデューサーのERIC MATTHEWSがリード・ヴォーカルをとるこのバンドの中でも最も知られたヒット曲です。
Blue Steel / RINDER & LEWIS 1979
RINDER & LEWISのエレクトロなアルバム『Warriors』より。前号LCR Disco-27でも取り上げた彼らの『Pride』にも通ずるスペーシーなクロスオーバー・インストです。
You’re A Star / STARSHIP ORCHESTRA 1980
LOFTクラシックとして有名なAQUARIAN DREAMの同名曲をNORMAN CONNORSのバックバンドがカバー。実はAQUARIAN DREAMもNORMAN CONNORSの別プロジェクトで、ご本人もこの曲が相当お気に入りだったのでしょう。
Summer Breezin’ / GEORGE DUKE 1980
FRANK ZAPPA卒業生であり数多くのフロア・ヒットを持つGEORGE DUKEですが、そのイメージとは違うこの曲が収録されたアルバム『A Brazilian Love Affair』とWAYNE SHORTERの『Native Dancer』はまだ若かった頃の自分に初めてブラジル系音楽の魅力に気づかせてくれたきっかけになったレコードです。