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MIX CLOUD LCR Disco-15

連投になってしまいますが3月に入ったので、
LCR-Disco-15をMIX CLOUDにUPしました。
PreludeやWest EndなどのNYサウンドを始め、
耳当たりの良い曲を中心に集めてみました。
下記LCR Disco-15のリンクボタンを押して頂くと、

MIX CLOUDのページにジャンプします。

楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-15
shuroom

  1. Just in Time & Space (dub) / RAW SILK 1983
    タイトル通りスペーシーなインストルメンタルDUB。West Endを代表するガールズ・グループの一つRAW SILKの12inch『Just in Time』のB面。微妙にエコーの掛かったエレピのソロを始め、其処彼処に散りばめられた宇宙的SEなどイントロからアウトロウまで隙のない美しさは、まさにザ・ガラージ・クラシック。

  2. Love’s Gonna Get You (watch out baby out baby for love) (instr.) / MODERN-NIQUE frat. LARRY WU 1986
    LCR Disco-1でも紹介した『Let Me Show You』が素晴らしいLARRY WUがらみの1986年エレクトロ・ブギー。ただし今回はB面のインストを選択。80年代中期独特のエレクトロ・サウンドとして取り上げました。

  3. Let’s Do The Latin Hustle / EDDIE DRENNON & B.B.S. 1976
    ESTHER WILLIAMSも在籍していた男女7人組のファーストアルバム『Collage』からのシングル12inch。VAN McCOY『The Hustle』を継承するストリングスやフルートが軽快で気持ちいい、多幸感溢れるラテン・ハッスル・オリジナル本命盤。

  4. Life’s Just a Ballgame (ballroom remix) / WOMACK & WOMACK 1988
    BOBBY WOMACKの弟、CECIL WOMACKとLINDA WOMACK(LINDAはSAM COOKEの娘)夫婦による、4枚目のアルバム『Conscience』からの12inchシングル。エモーショナルでありながら黒すぎず、ネオアコやAORな印象も併せ持った、派手さはありませんが時代を超えて聴き続けていきたい良曲です。

  5. Say Yeah (instr.) / THE LIMIT 1984
    THE LIMITはROB VAN SCHAIKと BERNARD OATTESによるオランダの2人組ユニットで、1982年にも『She’s So Divine』のヒットを放っています。この『Say Yeah』A面は若干甘すぎるのでB面のインストを選びました。

  6. What Cha Doin’ / SEAWIND 1980
    1970年代後半から80年代前半、日本でもサーファーを中心に人気を博したSEAWINDは、そのほとんどの曲を書いているドラムスのBOB WILSONと、夫人でヴォーカルのPAULINE WILSONの二人を中心にしたトロピカル・フィール満載のAORフュージョン・バンドでした。『What Cha Doin’』は彼らの4thアルバムからのシングルで、プロデューサーGEORGE DUKEの個性が色濃く出た楽曲になっています。彼らの中では異色なファンク・チューンのこの12inchはアルバムと比較してベースやドラムスがよりクリアで太く聴こえます。

  7. Must Be The Music (instr.) / SECRET WEAPON 1981
    New Yorkの秘密兵器、1983年リリースのアルバム『Secret Weapon』からの12inchシングルB面のインスト・ヴァージョン。イナたいギターをひたすら弾いているのが気持ち良い、正にOld SchoolなPreludeのダンス・クラシックです。

  8. Can You Handle It (special remix ver.) / SHARON REDD 1981
    LCR Discoで何度も登場する、FRANCOIS KEVORKIANリミックス。右と左でそれぞれ違うギターが鳴り、スキャットがフューチャーされたこのSpecial RemixはPreludeレーベルとFRANCOIS K.を象徴するシングルであり、ディスコと言うよりフュージョンな感じが好みでした。

  9. Come Let Me Love You (disco ver. instr.) / JEANETTE “LADY” DAY 1981
    Preludeレーベルに2枚のシングルを残したJEANETTE “LADY” DAYのファーストシングルのB面。終始飽きさせない展開ある構成はもちろん、なんじゃそりゃなKeysの音選びやスマートなDUB処理はFRANCOIS K.の得意とするところでしょう。

  10. I’m Caught Up (in a one night love affair) (instr.) / A HUNDRED BIRDS 2014
    1996年から大阪を拠点に活動を続ける30人編成のディスコ・オーケストラ、AHBの500枚限定12inchアナログレコードのB面2曲目。AB両面ともガラージを代表する名曲を取り上げ、原曲のイメージ通りにホーンやストリングスなど全て「生」で再現しています。本来であれば某化学メーカーCMソング(山口百恵『さよならの向こう側』のカバー)でお馴染みのTeN嬢のヴォーカルが魅力的な歌入りヴァージョンを取り上げるべきところですが、次曲でオリジナルを選んだのでここではインストを使わせてもらいました。このシングルの売り上げは東北地方太平洋沖地震災害復興基金として寄付されるとの事。

  11. Caught Up (in a one night love affair) / TERRI GONZALEZ 1980
    TERRI GONZALEZ自身が自作自演したこの曲は敏腕プロデューサーPATRICK ADAMSの裏切りで、当時すでに売れっ子のJOCELYN BROWNを始めP. ADAMS自身もメンバーだったINNER LIFEのデビュー・シングル『I’m Caught Up (in a one night love affair)』としてPreludeレーベルから先にリリースされ大ヒットしてしまいました。のちに裁判沙汰にまで発展した曰く因縁のついた曲ですが、ゴージャスでファンキーなINNER LIFE盤よりその1年後にマイナー・レーベルからリリースされた哀愁漂うこちらのほうが個人的には好みです。ちなみに前曲AHBのインストもこのTERRI GONZALEZヴァージョンを参考にしていると思われます。

  12. Loveline / TAVARES 1981
    70年代から活躍するベテラン・グループが1981年に放ったモダン・ソウル・アルバム『Loveline』より、同名タイトルの高揚感溢れるスウェイ・ビートな一曲。作曲はプロデュース業を始めたばかりのKASHIFで、これは彼のキャリアの中でも上位に価する逸品でしょう。  

  13. In The Night / CHERYL LYNN 1981
    懐かしいアメリカのオーディションTV番組「ゴング・ショウ」の最高得点優勝者としてデビューを飾った彼女の3枚目のアルバム『In The Night』から同名タイトルの12inchシングル。当時良質なダンス・ミュージックを数多く制作していたRAY PARKER Jr.プロデュース。どうしてもCHERYL LYNNといえば『Got to Be Real』に話題が行きがちですが、この曲を始めTOTOの『Georgy Porgy』など他にもいい曲がたくさんあります。

  14. Baker Street / GERRY RAFFERTY 1978
    クエンティン・タランティーノの監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で面白い使われ方をしたUKのフォークロック・グループSTEALERS WHEELの『Stuck in The Middle with You』。そのSTEALERS WHEELのフロントマンだったGERRY RAFFERTYがバンド解散後にリリースしたソロ・アルバム『City to City』から、当時FENでも毎日何度も流れていたヒット曲。ベーカー・ストリートはロンドンに実在する通りの名前で、小説中でシャーロック・ホームズの事務所があった場所としても有名だそう。そんな霧のロンドンを連想させる幻想的な曲です。

MIX CLOUD LCR Disco-11

LCR-Disco-11をMIX CLOUDにUPしました。
真っ黒ではないですが、ファンクっぽい雰囲気を意識して
フロア受けしそうな踊れる曲中心に集めてみました。
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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-11
shuroom

  1. What Took You So Long / DELEGATION 1982
    白人SSW、KEN GOLDプロデュース、UKファンク・グループDELEGATIONのヨーロッパとブラジルでのみリリースされた4枚目のアルバム『Deuces High』からのオランダ盤12inchシングル。スイートでほろ苦い極上モダンソウルです。

  2. Rock with You / MICHAEL JACKSON 1979
    アルバム『Off the Wall』からの全米Top1大ヒット・シングル。元HEATWAVEの白人キーボーディストROD TEMPERTON作詞・作曲、QUINCY JONESプロデュースのダンスクラシック定番曲。ベタかもしれませんが久しぶりに聴くと本当にいい曲だと思います。ROD TEMPERTONはこの曲を足がかりに、QUINCY JONESの協力を仰ぎながらその後ソング・ライターとして数々のヒット曲を世に放ちました。

  3. Fall in Love / SECOND IMAGE 1982 
    CENTRAL LINE『Walking Into Sunshine』で名を売ったROY CARTERプロデュース。Level 42等と同路線のSECOND IMAGEらしいメロディアスでライトな80’s UKファンクです。

  4. Straight Ahead (instr.) / THE NICK STRAKER BAND 1982 
    ここで何度も登場しているPreludeレーベルの看板ミキサー、FRANCOIS KEVORKIAN1982年渾身のシングルB面。カッティング・ギターで始まるイントロから痺れるインスト・ブギー。『A Little Bit of Jazz』が有名なバンドですが、NYサウンド・ファンの間ではこの曲の評価も高いです。

  5. Let’s Funk Tonight / BLUE FEATHERS 1981 
    オランダのマイナー・ディスコ・グループのカナダ盤12inch。最初と最後にヴォーカル&コーラスが少し入るだけで、後はギターやキーボードなどインスト・パートが素晴らしい演奏を延々と繰り広げていきます。この辺の妖しいヨーロッパ・ファンクにハマるともう後戻りできません。

  6. Out Come The Freaks (dub ver.) / WAS (NOT WAS) 1982  
    デトロイトの変態白人WAS兄弟(血は繋がってない)の1982年のシングルB面ダブ・ヴァージョン。彼らの造り出す音はダブやリミックスなど、後のハウスやブレイクビーツなどの方法論の先駆け的ポスト・プロダクションで、当時最も新しいファンク・サウンドとして一部の愛好家に人気でした。今では有りがちなインスト・ダブに聴こえなくもないですが、当時この技法がレゲエ界以外では彼らがオリジネーターであった事を想いながら聴いてみるとまた感慨深いものがあります。

  7. What A Night / CHRISTOPHER MOORE 1983 
    80年代らしい個性的なシンセ・サウンドが特長のフランス人シンガーの12inch。詳しい事はよく分りませんがちょっとチープでヨーロピアン・ブギーなベース・ラインがクセになります。
     

  8. You Got The Floor (instr.) / THE INCULCATION BAND 1981 
    70年代初期THE CRUSADERSにも在籍していたテネシー出身のヴォーカル&ギタリストARTHUR ADAMSのシングル。この曲の12inchは2種類あり、これはB面にインストが入った方。歌入りのA面もいいのですが、インストは延々と続くギターとサックスのソロが渋い、タイトル通りのフロア向きダンス・チューンです。

  9. Can You Feel It (progressive ver.) / FUNK FUSION BAND 1981 
    ASPHALT JUNGLE『Freakin’ Time』を、West Endレーベルで名を馳せたNick Martinelli & David Toddのコンビがリミックスしたロフト、ガラージ・クラシック名盤。当時東京のクラブでもよく耳にした、あの印象的な女性ヴォーカルのシャウト&ブレイクが1回だけ入るインスト、プログレッシヴ・ヴァージョンが人気でした。

  10. Stay Tonite / MANDRILL 1978 
    1978年発表アルバム『New Worlds』からの12inchシングル。アフロやラテン、ロックまで吸収し続けたNY出身の雑食ファンク・バンドのイメージが強い彼らですが、当時の典型的なディスコ・ストリングスを取り入れたモダン・ブギーなこの曲はまた違う彼らの魅力が詰まった一曲です。

  11. Inside You (part 1&2) / THE ISLEY BROTHERS 1981 
    ロック的なディティールを取り入れながら思い切りソウルフルな楽曲を奏でるアダルトなサウンドが素晴らしい、THE ISLEY BROTHERSの80’sを意識したアルバム『Inside You』からのファンキーなタイトル曲12inchシングル。長い彼らのキャリアの中でも一部のソウル・ファンの間では低迷期と評されがちなこの頃ですが決してそんな事はありません。9分越えのロング・ヴァージョン(実はLPヴァージョンも同じ長さ)は永遠に踊り続ける事が出来そうなほどグルーヴィです。

  12. Good Good Feelin’ / WAR 1979 
    限りなく太く、力強く疾走するパーカッシヴなアフロ・ロック・サウンドに、超ファンキーなTWEED SMITH嬢のヴォーカルが炸裂するWARのゴリゴリ・ディスコ・ブギー。サンフランシスコ・ミクスチャーの熱いファンクネスに降参です。

  13. Yearning for Your Love / GAP BAND 1980 
    サードアルバム『Gap Band Ⅲ』からの12inchプロモ盤、ソフト&メロウ・ディスコ名曲。ヴォーカル、演奏、アレンジ、イントロからアウトロまで完璧。LOFTクラシックでもあります。