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1961年東京生まれ。 川野氏の2学年後輩として1980年代前半に川口氏と出逢う。 15歳から始めた音楽収集は現在も継続中。アナログレコードをこよなく愛す。 20世紀終わりには、アメリカまで好きなバンドを追いかけるため会社員を辞める。 社会復帰後まじめに働きつつも、自分に出来ることと役割について未だ妄想模索中。 Music: 70~80's Rock & Disco Boogie, early House, Clube de Esquina, Phish Cinema: Andrei Tarkovsky, Leos Carax, Jean-Jacques Beineix Style: HippieからNeo-Tradまで。30年ぶりにJ.M.Westonの履き心地にしびれる。 Food: 美味しいものがすき。でも好き嫌いあり。

MIX CLOUD LCR DISCO-6

LCR disco-6をMIX CLOUDにアップしました。
いままでディスコと銘打ちながら、それ以外のジャンルも多岐に渡って積極的に取り上げてきましたが、今回は原点回帰ということでニューヨーク・サウンドを中心にセレクトしています。
ニューヨーク・サウンドとは、主にダンス・クラシック愛好家の間で使われる言葉で、1979~1985年頃のニューヨークのディスコやクラブで流行った曲達を総称してそう呼んでいるようです。
その特長を明確に説明するのは難しいのですが、俗にいうフィラデルフィア・サウンドのような70年代全盛だった典型的なディスコ・ミュージック(BPM120~130)と比較すると、ややゆったりしたテンポ(BPM110~118)が多く、より都会的でモダンな楽曲が目立ちます。
キラキラした上物やファットなベースラインを前面に押し出しながら、ドラムパターンは一見バリエーション豊富なようで基本は踊りやすい4つ打ちです。
キーボードやシンセがリードを取る曲が目立つ中、当初はバンド形式のファンク・グループが多かったのですが、機材の発達により1984年頃を界にベースやドラムも徐々にキーボード化され、弦楽器や打楽器による生演奏の醍醐味は薄れて行きます。しかしそんな過渡期だからこそ、例えば当時は時代遅れと評されながら、後に名曲となる作品が見つかるのもこの時代の面白さです。
とか散々言っておきながら、
後半3曲はニューヨーク・サウンドじゃないですね。。。
下記LCR Disco-6のリンクボタンを押して頂くと、
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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-6
shuroom

1. Cheating / PRESTIGE 1983
これぞザ・ニューヨーク・サウンド。この手の音が好きな方々からはなかなか人気の一枚なのですが、本作含めてシングル2枚を発表しシーンから消えたマイナーグループのデビューシングル。イントロから入ってくるフレーズ「チ・チ・チ・チ・チーティン♪~」は、一度聴いたら忘れられません。

2. Rescue Me (instr.) / SYBIL THOMAS 1983
数多くのガラージ・クラシックをリリースしていたWEST ENDからのミディアム・ブギーB面インスト。同レーベルを代表するRaw Silkの女性リードヴォーカルSybil Thomas唯一のソロ作品。チョッパーなベースが心地よいです。

3. For You and Me / AFFINITY 1984
1970年発表アルバムが名盤なイギリスのJazz系プログレ・バンドAFFINITYではありません。1984年フランス発のマイナー・ディスコ・グループによる12インチのB面。哀愁系白人ブギー。

4. I Found Lovin’ / FATBACK 1984
50~60年代から活躍してきたドラマーBill Curtis率いるファンクグループ、FATBACK BAND。時代の流れか1979年にバンド名からBANDを外してよりディスコな方向に傾倒して行きます。メロディアスで極太のシンセ・ベースが腰を揺らすメロウブギーに仕上がってます。

5. Out of The Night / SERGE PONSAR 1983
フランス産黒人シンガーによるニューヨーク・サウンド。軽快なギターカッティングやシンセのエフェクトが効いているモダンなユーロ・ディスコです。

6. I Need Your Love (disco dub) / CLEM CURTIS 1979
サブタイトル通り、ダビーなセミ・インスト・ディスコ。今でこそディスコ・ダブという単語は一般的になりましたが、1979年にその原点とも言うべき曲がすでに存在していました。

7. Set It Off (remix)(12′ club version) / C SHARP 1985
1984年にリリースされたSTRAFE同名曲のリミックス・カバー。数々のヒップホップDJに取り上げられた、変態だけどクラシック重要曲。

8. Sure Shot / TRACY WEBER 1981
Larry Levanはもちろんのこと、世界中のDJ達から今も愛され続ける永遠のガラージ・クラシック。

9. I Just Gotta Have You (instr. ver.) / KASHIF 1983
80年代のカシーフは、都会的でスタイリッシュなフレーズやメロディを多数開発したスター・クリエイターでした。

10. Love (is gonna be on your side) / FIREFLY 1981
少しだけロックの香りも漂わせるFIREFLYのヒットシングル。この曲を含め、ニューヨーク・サウンド・クラシックにはCHANGEを筆頭にイタリア産の名曲が沢山あります。どちらかと言うとこの曲は当時日本のサーファー系ディスコで流行った記憶があります。

11. Stop Your Life / AGO 1982
アルバム「For You」より。イナタいメロディと独特の音使いが唯一無二のイタリア産ブギー。ジャケットをお見せ出来ないのが残念なのですが、黄色バックに長髪兄ちゃんの手描きイラストが何とも怪しい、他にもいい曲満載のLPです。

12. Stop Bajon (instr.) / TULLIO DE PISCOPO 1984
多くのヒットを持つディスコ・バンドKANOにも在籍していた、ジャズ・ドラマーTullio De Piscopoのソロ・アルバム「Acqua E Viento」から、Don Cherry参加の12インチ・シングルB面インスト。アメリカ人ミュージシャンではたぶん表現不可能なディープなサウンドはまさにバレアリックな一枚。

13. Tinsel Town (club mix) / RONNY JORDAN 1993
今年の1月に惜しくもこの世を去ったイギリス人ジャズ・ギタリストの12インチ・シングル。アシッド・ジャズ・ムーブメントを代表するギタリストでありながら、その演奏スタイルはいたって正統派。誰もが聴き覚えのあるこの曲をシンプルで骨太なハウス・ビートに乗せながら、爽やかでスムースなアレンジに仕立てています。 

14. Easy Groove / BTO 1977
1970年代前半絶大な人気を誇った、カナダの巨漢ハード・ロックバンドBackman-Turner Overdrive(略してBTO)。1977年に武道館まで彼らを見に行ったのを思い出します。ただしこの曲はハードなロックではありません。タイトル通り、ゆったりとしたグルービーなミッド・ソングです。

MIX CLOUD LCR DISCO-5

4月のLCR Disco-5をMIXCLOUDにUPしました。
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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-5
shuroom

1. Bette Davis Eyes / KIM CARNES 1981
全米9週連続1位という記録的大ヒット曲の尺はLPと同じ12inch。ハスキーな歌声と、当時新しかったちょっとエレクトロっぽいサウンドが不思議な相乗効果を生んでいます。ハンドクラップが主役な曲でした。

2. Sending My Love (instr.) / PLEASURE 1982
オレゴン州ポートランド出身の7人組ファンクバンド。7枚目にしてラストアルバムからのシングルカット。彼らをはじめ多くのファンクバンドが80年代に入りスムースなBoogieを演奏するようになって行きます。一見地味な印象ですが演奏は一級品です。

3. Never Say / KEVIN McCORD 1985
名曲Spread LoveのAl Hudson & PartnersやONE WAYに在籍したベーシストKevin McCordの1985年のマイナー12inch。アーバン・サウンドという言葉はこんな曲のためにあるかのようなオシャレなFusion Discoです。

4. PAT METHENY GROUP lip Away / PAT METHENY GROUP 1989
ミナス3部作の2作目にあたるアルバム「Letter from Home」より。ブラジルだけど海じゃない、ミナス地方独特の浮遊感がありながらどこか牧歌的で永遠の広がりを感じさせるこの曲を25年間聴き続けていますが今もまったく色褪せません。途中PatとLyle Mays(Keys)の掛け合いが美しい。これを聴いても二人の相性が至高なのがわかります。また一緒に演奏してくれる事を切に望みます。

5. Brazilian Love Affair / GEORGE DUKE 1980
去年8月5日に惜しくもこの世を去ったジョージ・デュークがブラジル音楽に傾倒していた時期のアルバムからのシングルカット。Discoヒットを数多く持つ彼ですが、1971~1975年の間Frank Zappa BandのKeysとして活躍した実力派ミュージシャンでもあります。Zappa卒業生=凄腕ミュージシャンは師匠の事を悪く言う人はいませんが、彼だけは「あのおっさんは何考えてんだかさっぱり分らなかった」と毒を吐いてるインタビューを読んだ事があります。

6. Busy Body / RICHIE ROME 1980
フィラデルフィア出身のプロデューサー、オーケストラ・アレンジャーの唯一のアルバム「Deep」より。他の曲はもっとメロウでムーディーなのですがこの曲だけもろディスコですいません。

7. Slide / RAH BAND 1981
The Beatlesをはじめ、1960年代後半から数々のメジャー・アーティストの作品に参加しているストリングス・アレンジャーRichard Anthony Hewsonのプロジェクト。本名の頭文字3文字でRAH BAND。この人の作品がわりと印象に残るいい曲が多いのはやはりアレンジの良さなのでしょう。SAXが主役のJazz Funkながら、バックの音はスペーシーです。

8. Legs (special dance mix) / ZZ TOP 1983
1983年ビルボード最高位8位の大ヒット、当時この曲が大嫌いでした。ZZ Topと言えば、南部の泥臭いブルースロックが売りの硬派なイメージが好感持てたのに、突然のこれです。正直「ZZ Top終わったな。」と思いました。30年経った今改めて聴くと以前とはまた違った印象に聴こえます。さすがに「Jesus Just Left Chicago」と同じバンドだとは思えませんが、うしろのビコビコが気持ちよくてズルいです。

9. Turas (instr.) / AMNESIE with THE NICOLOSI FAMILY 1983
1983年頃はイタロの大漁期で、70年代後半のドナ・サマー/ジョルジョ・モロダーに代表されるミュンヘン・サウンドからの流れでシークエンサーが大活躍しています。みんなピコピコ・ビコビコです。Tony CarrascoプロデュースのイタロディスコクラシックB面インスト。力強いサウンド・プロダクションと後半の女性ヴォーカルは高揚感いっぱいです。

10. Willie and the Hand Jive / RINDER & LEWIS 1979
数々の怪作を送り出したプロデュース・チームのまさに本領発揮の1曲。Johnny Otisのトラディショナルと言ってもいい古い曲をカバーしているのですが、アレンジが半端じゃないです。ミステリアスなシンセベースと手拍子をバックに荘厳なコーラスやスペーシーなKeyで、あっという間に彼ら独特の変態宇宙空間に引き込まれてしまいます。

11. Chinese Revenge (dub ver.) / KOTO 1983
こちらも1983年イタロディスコクラシックのB面です。特にこのDubヴァージョンは後のデトロイトテクノにも通ずる音選びとハウス的な展開で、当時のシカゴDJ達に愛されたのがよく分ります。

12. Life in Tokyo (long ver.) / JAPAN 1979
前述のジョルジョ・モロダーがプロデュースした12inch。JAPANらしさは残しつつイタロっぽいエレクトロなディスコに仕上がっています。とくに後半のサックス以降はMick Karnの変態ベースとも相まってよりDarkにDeepに展開して行きます。

13. Forever / KEVIN McCORD 1985
ひさしぶりにKevin McCordのB面を聴いてみたところ、とてもいい曲だったので最後に置いておきます。