Family / HUBERT LAWS 1980
ヒューストン出身のフルート奏者HUBERT LAWSは音楽一家で知られており、長男、三男、長女は歌手、四男はサックス奏者として有名です。日本でも1995年にMONDO GROSSOによってカバーされたこの曲ですが、オリジナルは本人の爽やかなフルート・ソロが聴きものです。
Manhattan Melody / HERB ALPERT 1981
LCR Discoシリーズでも何度か登場している彼の作品中でも軽やかな音色とメロディが印象的なタイトル通りNYCマンハッタンを連想させるインストです。1981年にリリースされたアルバムのタイトル同名シングル12inchです。
Didn’t Know About Love (till I found you) / LENNY WHITE 1983
MILES DAVISやRETURN TO FOREVERに参加していたドラマー、LENNY WHITEのソロ名義アルバム『Attitude』からの12inchシングル。NICK MARTINELLI & DAVID TODDコンビによるリミックスでアーバンなダンス・ナンバーに仕上げられています。
Maxx Axe / ROGER 1981
ZAPPのリーダーROGER TROUTMANが1981年にリリースしたソロ・アルバム『The Many Facts of Roger』より。アルバムタイトル通り、彼の様々な側面を聴かせてくれる名アルバムですが、この曲の後半では普段あまり弾かない気持ちのいいアコースティック・ギターソロを披露してくれています。
Move for Me (instr.) / OUTPUT 1983
ガラージ・クラシック『Must be The Music』で有名なSECRET WEAPONのヴォーカルJEROME PRISTER参加のOUTPUT1983年リリースの12inch。腰にくる重低音のベースソロが主役のブギー・インストです。
Tell Me / RAINBOW TEAM 1981
イタリアのCHICと評されたRAINBOW TEAMの12inch。ヴォーカル、カッティング・ギターのそれはまさにCHICを彷彿させる音作りです。しかし、どことなく哀愁を感じさせるメロディやヴォーカルは本家より日本人好みな気もします。
Come Together / ROCKET 1982
前回LCR Disco-31でもご紹介したROCKETのアナザークラシック12inch。典型的NYサウンドにウニウニのシンセが光るメロディアスなディスコ・チューンです。
Dance with Me Tonight / MFSB 1978
ガラージ・ミュージックのテーマ曲『Love is The Message』のヒットを持つ、フラデルフィア・ソウルを影で支えたシグマ・スタジオのスタジオ・ミュージシャン達のバンドによる、DEXTER WANSELプロデュースのディスコ・クラシック。MFSBらしい高揚感のあるサビ・パートが秀逸です。
Tell You (today) / LOOSE JOINTS 1983
『Is It All Over My Face』があまりにも有名な鬼才ARTHUR RUSSELLによるNYアンダーグラウンド・ダンス・ミュージック・ユニットLOOSE JOINTのアナザー・クラシック。独特の展開とメロディは彼の変態的な世界観がよく表現されているパーカッシヴな白いファンクです。
You Can’t Have It (instr.) / STARGAZE 1982
ハウスDJ、リミキサーとして名を馳せたTONY HUMPHRIESの初期リミックス作品として、マニアの間で人気の12inchシングルB面。ヴォーカル・ヴァージョンもいいですが、インストも程よくDUB処理の効いた素晴らしいトラックです。
So Wrong / PATRICK SIMMONS 1983
彼が在籍していたDOOBIE BROTHERSのロック・クラシックでディスコ・ヒットもした『Long Train Running』のギターリフを連想せざるおえないPATRICK SIMMONSのソロ・ヒット曲。コーラスのMICHAEL McDONALDを始めバックをDOOBIESが固めたこの曲は、80年代の彼らを代表するちょっとAORな雰囲気も併せ持ったアーバン・ブギーになっています。
It Ain’t Love (original mix) / EDWIN MADURO 1992
ハウス・シーンで知られた、Strictly Records所属のグループLOGICに在籍していたEDWIN MADUROのソロ12inchB面2曲目に収録されたオマケ的な一曲。ジャンル的にはハウスですが、流れるようなギターとキーボードの演奏がフュージョン的でハウスが好きでない方でも好感持てると思います。
If You Want It / NITE FLYTE 1979
これぞAORの金字塔。特に日本で人気の高かったNITE FLYTEによる傑作バラードの12inchです。1980年にスタジオ・ライブで山下達郎&吉田美奈子がデュエットでカバーしたこの曲の音源があり、今でも探せばYOUTUBE等で聴く事が出来ますので一聴におすすめです。
Keep That Same Old Feeling / SIDE EFFECT 1976
『Always There』のヒットを持つ彼らのサードアルバム『What You Need』からの12inchシングル。プロデューサーのWAYNE HENDERSON自身もトロンボーンで参加しながらTHE CRUSADERSので知られる名曲をトロピカルにカバーしています。
Lovely Day / BILL WITHERS 1977
大手USアパレルメーカーのCMでも採用されたBILL WITHERSの『USE ME』『Lean On Me』と並ぶ代表曲。当時どちらかと言うと,GROVER WASHINGTON Jr.『Just The Two of Us』のゲスト・ヴォーカリストで名が売れたのもあり、AORなシンガーのイメージがありました。ちなみにカッティング・ギターはRAY PARKER Jr.が担当。
Prove My Love / NED DOHENY 1981
日本ではデビューアルバム『Hard Candy』がAOR金字塔扱いで知名度の高かったNED DOHENYですが、この曲を収録したサードアルバム『Prone』は本国アメリカでは発売されず、日本限定リリースでした。ちなみに彼は有名なお金持ちの息子で、ビバリーヒルズにDOHENY DRIVEというファミリーネームのついた通りがあるほどで、自身も若かりし頃渡米の際にその通りをわざわざ見に行った思い出があります。
Here Comes My Love / ROCKET 1983
CROWN HEIGHTS AFFAIRのRAY ROCKによるファンク・グループROCKETのアルバム『Rocket』一曲目、12inchシングル・ロングヴァージョン。音もNICK MARTINELLI & DAVID TODDプロデュースで間違いありません。
Take Me To The Top / ADVANCE 1982
イタリア産ながら、本場と一歩も引けを取らないNYサウンドを展開しているADVANCE唯一のヒット曲。イタロらしいシンセ・ファンクに哀愁のコーラスが印象的な名曲です。
‘Ask The Boss / FLOWCHART 1983
こちらもイタロブギーのクラシックとして一部のマニアの間では知られた古典ナンバーです。アーバンで完璧なNYサウンドをバックに「ボス、給料あげて!」と歌っています。
Time (instr.) / STONE 1981
NYのガラージ・レーベルWest Endからリリースされた男性ヴォーカル・グループSTONEのファースト・シングル12inchのB面インストです。MIXはTEE SCOTTが担当しています。
I’m Going To Go / JAGO 1986
イタリアはFulltimeレーベルからリリースされた、イタロブギー・クラシック。当時B面インストがガラージ・ファンに人気でよく耳にしましたが、今はあえてA面歌入りの方が気分です。
The Sound of Music (european mix) / DAYTON 1983
このジャンルに興味のない方にはさっぱりでしょうが、歴史的名盤でありモダン・ファンク最高峰の12inchシングルです。高揚感たっぷりのメロディーとお洒落なヴォコーダーと厚みのあるコーラスのマッチングは素晴らしく、特にこのEuropean mixはロングヴァージョンで今でも人気の一枚です。
Don’t I Ever Cross Your Mind (instr.) / BARBARA MASON 1984
『ANOTHER MAN』のガラージヒットを持つ彼女のアナザー・クラシック。B面のインストを取り上げていますが、ヴォーカル・ヴァージョンと変わらないほど歌も入っています。
You Got Something Special / LEMELLE 1982
NYCとニュージャージーの境にあったマイナー・レーベルLeviticus Internationalからリリースされたアンダーグラウンドな12inchシングル・オンリーなナンバー。ハンド・クラップとシンセ・ベースはもちろんCINDY MIZELLのヴォーカルが気持ちいいアーバン・ブギーです。
Love Is The Answer / JAY PLAYER 1982
UKモダン・ダンサー・クラシック。プロデューサーにBILLY BUTLER、アレンジャーにAL JOHNSONが絡み、彼ららしい洗練されたサウンドに温かみのあるソウルフルなヴォーカルがフィットした少しAORな雰囲気も持った良曲です。
Hard Times / AL McCALL 1982
West Endとは思えない軽いタッチのこの曲もまるでAORのようです。SSWのARLENE HILL McCALLのデビュー・シングルでMIXはTEE SCOTTになります。
The Way It Is / BRUCE HORNSBY AND THE RANGE 1986
BRUCE HORNSBY AND THE RANGEのデビュー曲にして最大のヒット曲12inchロング・ヴァージョン。彼独特のピアノは唯一無二な存在で何年たっても未だ新鮮です。彼はJERRY GARCIAの大ファンでありDEAD HEADSだった事も公言しています。