What Took You So Long / DELEGATION 1982
白人SSW、KEN GOLDプロデュース、UKファンク・グループDELEGATIONのヨーロッパとブラジルでのみリリースされた4枚目のアルバム『Deuces High』からのオランダ盤12inchシングル。スイートでほろ苦い極上モダンソウルです。
Rock with You / MICHAEL JACKSON 1979
アルバム『Off the Wall』からの全米Top1大ヒット・シングル。元HEATWAVEの白人キーボーディストROD TEMPERTON作詞・作曲、QUINCY JONESプロデュースのダンスクラシック定番曲。ベタかもしれませんが久しぶりに聴くと本当にいい曲だと思います。ROD TEMPERTONはこの曲を足がかりに、QUINCY JONESの協力を仰ぎながらその後ソング・ライターとして数々のヒット曲を世に放ちました。
Fall in Love / SECOND IMAGE 1982
CENTRAL LINE『Walking Into Sunshine』で名を売ったROY CARTERプロデュース。Level 42等と同路線のSECOND IMAGEらしいメロディアスでライトな80’s UKファンクです。
Straight Ahead (instr.) / THE NICK STRAKER BAND 1982
ここで何度も登場しているPreludeレーベルの看板ミキサー、FRANCOIS KEVORKIAN1982年渾身のシングルB面。カッティング・ギターで始まるイントロから痺れるインスト・ブギー。『A Little Bit of Jazz』が有名なバンドですが、NYサウンド・ファンの間ではこの曲の評価も高いです。
Let’s Funk Tonight / BLUE FEATHERS 1981
オランダのマイナー・ディスコ・グループのカナダ盤12inch。最初と最後にヴォーカル&コーラスが少し入るだけで、後はギターやキーボードなどインスト・パートが素晴らしい演奏を延々と繰り広げていきます。この辺の妖しいヨーロッパ・ファンクにハマるともう後戻りできません。
Out Come The Freaks (dub ver.) / WAS (NOT WAS) 1982
デトロイトの変態白人WAS兄弟(血は繋がってない)の1982年のシングルB面ダブ・ヴァージョン。彼らの造り出す音はダブやリミックスなど、後のハウスやブレイクビーツなどの方法論の先駆け的ポスト・プロダクションで、当時最も新しいファンク・サウンドとして一部の愛好家に人気でした。今では有りがちなインスト・ダブに聴こえなくもないですが、当時この技法がレゲエ界以外では彼らがオリジネーターであった事を想いながら聴いてみるとまた感慨深いものがあります。
What A Night / CHRISTOPHER MOORE 1983
80年代らしい個性的なシンセ・サウンドが特長のフランス人シンガーの12inch。詳しい事はよく分りませんがちょっとチープでヨーロピアン・ブギーなベース・ラインがクセになります。
You Got The Floor (instr.) / THE INCULCATION BAND 1981
70年代初期THE CRUSADERSにも在籍していたテネシー出身のヴォーカル&ギタリストARTHUR ADAMSのシングル。この曲の12inchは2種類あり、これはB面にインストが入った方。歌入りのA面もいいのですが、インストは延々と続くギターとサックスのソロが渋い、タイトル通りのフロア向きダンス・チューンです。
Can You Feel It (progressive ver.) / FUNK FUSION BAND 1981
ASPHALT JUNGLE『Freakin’ Time』を、West Endレーベルで名を馳せたNick Martinelli & David Toddのコンビがリミックスしたロフト、ガラージ・クラシック名盤。当時東京のクラブでもよく耳にした、あの印象的な女性ヴォーカルのシャウト&ブレイクが1回だけ入るインスト、プログレッシヴ・ヴァージョンが人気でした。
Just Like You / HEAT 1980
AORファンにも人気のUKファンクバンド、デビューアルバムのタイトル曲12inch。あのCHERYL LYNN「Got to Be Real」の強力リズム隊JAMES GADSONドラムスとEDDIE WATKINS Jr.ベースが、ここでも心地よいスウェイ・ビートを刻んでいます。
We’ll Make It / MIKE AND BRENDA SUTTON 1981
多くの楽曲提供やプロデュースで「裏アッシュフォード&シンプソン」と呼ばれる事も多かった、夫婦デュオのアルバム「Don’t Hold Back」からの12inchシングル。この曲はCHERYL LYNNの「Shake It Up Tonight」(MIKE&BRENDA作曲)の原曲としても知られています。
Take a Little Time (dub ver.) “mirage style” / TOTAL CONTRAST 1985
UK打ち込みエレクトロ・ソウル・デュオの1985年ヒット曲。このB面2曲目のDUBヴァージョンは、もろ80年代中期とわかるエレクトロ・ブギーなサウンドです。
Feel So Real (instr. / extended ver.) / STEVE ARRINGTON 1985
SLAVEのヴォーカル兼ドラマーSTEVE ARRINGTONのソロ・12inchシングルB面。こちらも前曲と同じく80年代中期的な音です。
Clouds Across The Moon / RAH BAND 1985
火星に向けて長い宇宙旅行にでた彼に長距離電話をかける恋人の甘く切ないラブソング。数あるRAH BANDの作品群の中でも人気のこの曲ですが、元電気グルーブの砂原良徳が1995年にアルバム「Crossover」でカバーしたことでさらに知名度が上がりました。
Sweet Talk / ROBIN BECK 1979
NYはブルックリン出身の白人女性シンガーのアルバムから、こちらもアルバム・タイトル曲の12inchプロモ盤。エモーショナルなヴォーカルもいいですが、この曲最大の魅力はそのサウンド・プロダクションです。全てのストリングスや管楽器を生オーケストラで演奏、たぶん鍵盤はピアノしか使用していません。80年代に入ってからのストリングス・アレンジがキーボードを多用するようになる前の最も贅沢な時代の録音です。
I Just Wanna (spend some time with you) (Instr.) / ALTON EDWARDS 1982
ジンバブエ共和国出身シンガーのUKヒット曲シングルB面。本来は伸びやかなハイトーン・ヴォイスが売り物の曲なのですが、ここではあえて抑えたインストを取り上げました。
Reach Out / GEORGE DUKE 1983
70年代後半、ブラジル音楽やFRANK ZAPPAの影響を受けながらウルトラ・スーパー・ファンク3部作を発表し、後1983年に何匹目めかのドジョウを狙ってリリースされた12inchシングル。彼のヒット曲はどれも似ている上にそのリリースの多さに食傷気味のリスナーから1983年当時「GEROGE DUKEは終わった。」とも言われていましたが、それまでのヒットに気を良くしてか、ここではストリングスを贅沢に生オーケストラで録音しつつ彼自身のキーボード・ソロも縦横無尽な暴れ弾きで、個人的にはフェイヴァリットな一枚です。
The Key (instr.) / WUF TICKET 1983
イントロから最後まで展開のあるスペーシーでエフェクトの効いたダビィーなB面はFRANCOIS KOVORKIANによるもの。PRELUDEレーベルの12inchは彼のリミックス・ワークが多く見られ、そのどれもが現代でも充分に楽しめるクオリティの高さです。
E=MC2 / GIORGIO 1979
DONNA SUMMERの「I Feel Love」が有名な、シーケンサーを使ったミュンヘン・サウンドのオリジネーターGIORGIO MORODERがGIORGIO名義で1979年に発表したアルバムのタイトル曲。これを聴くとDAFT PUNKのコンセプトがすでにここにあった事が分ります。またこのアルバムは世界初のデジタル・ライヴ・レコーディング(ローランド社のデジタル・シーケンサーMC8を3台使って事前にプログラムされた音と歌手の歌をスタジオにてLive演奏で同期させて録音)された作品としても有名。
Love Something Special / TOUCH 1982
ATMOSFEARやPOWERLINEで知られるELITEレーベルからFRANCIS3兄弟のバンドTOUCHの2ndシングル。ELITEはATMOSFEARのメンバーでプロデューサーでもあるANDY SOJKAが自ら運営するレーベルで、短い期間でしたがアメリカには無いUKらしいモダンなダンス・シングルを多数発表していました。
Native New Yorker (disco ver.) / ODYSSEY 1977
ODYSSEYの1stアルバムからのタイトル曲12inchプロモ・シングル、ディスコヴァージョン。まさにNYCの摩天楼をイメージさせる優雅な1曲。