「MIX CLOUD」カテゴリーアーカイブ

MIX CLOUD LCR Disco-14

LCR-Disco-14をMIX CLOUDにUPしました。
マイナーですがファンキーなフレンチ・ブギーから、
JIMMY CASTOR BUNCHのアナザー・クラシック、
KING CRIMSONのDance RemixやU2の珍しいカバーなど、
いろいろ取り混ぜてみました。
下記LCR Disco-13のリンクボタンを押して頂くと、

MIX CLOUDのページにジャンプします。

楽しんでいただけたら幸いです。

LCR Disco-14
shuroom

  1. Do Me Right / BECKIE BELL 1985
    1982年にINDEEPとして『Last Night a D.J. Saved My Life』のクラブ・ヒットを放った後に、フランスはCarrereレーベルから個人名義でリリースされたソロ・シングル12inch『Touche Pas Mon Toot Toot』のB面。1985年といえばRUN DMCやBEASTIE BOYSが登場、ロックとHIPHOPが初めて融合した年でもあり生粋のソウル・ファンからは不毛の年とも言われていますが、この曲は同じ年にヨーロッパの片隅でまだ黒いブギーが生き残っていた証拠です。

  2. Fire to Desire / CYCLADES 1979
    フランス人ディスコ・クリエーターMAX BERLINのサイド・プロジェクトCYCLADESの、イントロから腰にくる超ファンキーな一曲。MAX BERLINは本名をJEAN-PIERRE CERRONEと言い、あのCERRONEと兄弟関係にあるとの事です。

  3. This Must Be The Night for Love / B.T. EXPRESS 1982
    ブルックリン出身ファンク・バンドのラスト・アルバム『Keep It Up』からのシングル12inchB面。1982年すでにファンク・バンドとしての旬は過ぎていましたが、この曲は都会的でDeepな彼ららしい雰囲気のあるNYサウンドに仕上がっています。

  4. Winter Love / RAH BAND 1982
    まだ寒いのでRAH BANDの『Winter Love』です。この季節にピッタリのファンタジックでキラキラしたこのLove Songは『Perfumed Garden』や『Cloud Across The Moon』など、数々の良曲を送り出した彼の作品の中でも、そのキャッチーさにおいては抜きに出ていながら、プロモーション・オンリーの12inchシングルだったせいかあまり知られていない一曲です。

  5. Ease Your Mind (remix U.S.) / TOUCHDOWN 1982
    UKジャズファンク・バンドTOUCHDOWNの人気曲。これはStreetwise Records盤の12inchA面ARTHUR BAKERリミックスのRemix U.S.ヴァージョンで、DAVID MANCUSO師が使用するジャジーなRecord Shack盤のREMIXとはイントロやSEの音使いなど微妙に異なり、上物などはこちらの方がよりディスコっぽい音になっています。

  6. Time Warp / EDDY GRANT 1982
    多くの著名DJがフェイヴァリットに挙げる、タイトルから格好いいEDDY GRANTのDopeなエレクトロ・ブギー・インスト。NYアンダーグラウンドを象徴するLoft/Garageクラシックとして、またその後のHouse Musicの始祖の一つに数えられる重要曲でもあります。

  7. Sleepless (instr.) / KING CRIMSON 1984
    ファンの間では賛否両論の80年代4人体制時代のKING CRIMSONが、(ご本人達は一切関知せずだったかもしれませんが)ダンス・フロアを意識してFRANCIS K.リミックスで発表した12inchシングルB面のインストです。1981年の初来日公演では、観客のほとんどが60~70年代数々の代表曲を期待しながら、それらを一切演奏しなかった彼らに拍手はあるものの会場は声援などほとんどない冷たい雰囲気。TALKING HEADS好きな自分には素晴らしい内容だったのですが。。。それにしても今思えればあのROBERT FRIPP先生が、当時このようなダンス向けリミックス・レコードのリリースを許したのはちょっとした驚きです。

  8. Far Out / CROWN HEIGHTS AFFAIR 1980
    『Say a Prayer for Two』が有名な、前述のB.T.EXPRESSと同じくブルックリン出身のディスコ・グループの12inchシングルB面。Hip Hopのサンプルネタだったり、Garageクラシックとしても人気の一曲です。特に中盤から後半にかけての突き抜けるような疾走感いっぱいの熱い演奏は、文字通り宇宙に向かってFar Outです。

  9. Space Age / THE JIMMY CASTOR BUNCH 1976
    『It’s Just Bigin』のJIMMY CASTER BUNCHが76年にAtlanticに残したスペース・ファンク・チューン。アルバム『E-Man Groovin’』からの12inchシングル。文字通り宇宙を連想させるギャラクシーなシンセとジャジーなギターの絡みが心地いいメロウ・ブギーです。

  10. Night And Day (cd remix) / U2 1990
    1990年に、COLE POTERを偲ぶ企画でUKの著名アーティストが集まり彼の曲を歌い『Red Hot And Blue』というトリビュートCDをリリース。その中でU2がFRANK SINATRAで有名なこの曲をカバー。それをよりリズムを厚くディープに再構築しバレアリックに仕立て直したのがこのヴァージョンです。このアナログはDJ向けリミックス・コンピレーション12inch、Rhythm Stickシリーズにのみ収録されています。

  11. On The Floor (rock-it) (instr.) / TONY COOK AND THE PARTY PEOPLE 1984
    BOYD JAVIS & TIMMY REGISFORDというHouse Music黎明期にその名を馳せたクリエーター2人組による80’sエレクトロ・ブギーB面インスト。リズム自体はまだHouseまでは到達していませんが、音の選び方や組み立て方などは1984年当時ですでにEarly Houseとして充分成立しています。

  12. White Horse / LAID BACK 1983
    当時日本では一部クラブを除いて、この12inchA面の明るく能天気な『Sunshine Reggae』がディスコやラジオでヒットしましたが、NYアンダーグラウンド・シーンやヨーロッパのディスコではこちらのB面の方が大ヒットしました。

  13. Real Love / THE DOOBIE BROTHERS 1980
    キャリア後半のMICHAEL McDONALD期では1978年の『What a Fool Believes』が最もポピュラーですが、同タイプのこの曲も忘れがたいM. McDONALD節全開のナンバーです。12inchシングル盤では後ろの音も太く鳴りもよく、同じ曲でもアルバムとは印象が違って聞こえてきます。

MIX CLOUD LCR Disco-13

LCR-Disco-13をMIX CLOUDにUPしました。
新春第一回は少しゆったりとした曲で選んでみました。
下記LCR Disco-13のリンクボタンを押して頂くと、

MIX CLOUDのページにジャンプします。

楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-13
shuroom

  1. Love Light (remix) / JERNEY KAAGMAN 1986
    オランダのプログレ・ポップ・バンドEARTH AND FIRE(EARTH, WIND & FIREではありません)の女性リード・ヴォーカルが80年代中期に発表したソロ・シングル12inchリミックス。ヨーロッパ的なイナタいメロディとピコピコした打ち込みサウンドは良質なテクノ・ポップとして今また新鮮に聴こえます。

  2. One Light in The Blackout / THE QUICK 1982
    UKの白人2人組バンドTHE QUICKのアルバム同名タイトルの12inchシングル・ロング・ヴァージョン。AORな雰囲気も併せ持ちながら、所々でMick Karnを連想させる独特なベースとコズミックなシンセ使いが気持ちいいバレアリック・ナンバーです。

  3. Gimme What You Got (long) / LE PAMPLEMOUSSE 1976
    LAURIN RINDER & MICHAEL LEWISの変態二人組による、懐かしい『Ultimate Breaks & Beats』シリーズにも収録されたブレイクビーツ・クラシックのオリジナル12inch。浮遊感たっぷりのシンセと後半から展開する女性コーラスで身も心も多幸感に包まれてしまいます。

  4. Groove-On / WILLE “BEAVER” HALE 1980
    『Party Down』や『Concrete Jungle』で名の知れたギタリスト、LITTLE BEAVERことWILLE “BEAVER” HALE が1980年にT.K. DISCOから放った極上マイアミ・メロウ・ソウル12inch。チャカポコなリズム・ギターが最高です。

  5. Love You Inside Out / BEE GEES 1979
    1977年サントラ『Suturday Night Fever』の2年後にリリースされたアルバム『Spirits Having Flown』からの大ヒット・シングル12inch。SNOOP DOGGやJAY-Z & R.KELLYにも取り上げられた特大クラシックで、あまりにもメジャーすぎて入れようかどうか迷いましたが、いい曲なので混ぜちゃいました。

  6. Jojo / BOZ SCAGGS 1980
    当時西海岸最高のセッションメンバーを揃えて1980年に発表されたAOR名アルバム『Middle Man』からの12inchシングル。イントロからTOTOのドラマーJEFF PORCAROありきの曲。彼の絶妙なタイム感とグルーヴィでタイトなドラムス無くしては世に出る事はなかったであろう素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

  7. You Got The Stuff / BILL WITHERS 1978
    数々の名曲を持つBILL WITHERSの1978年発表アルバム『’Bout Love』に収録された、以外と知られていないドープでファンキーなドス黒い一曲。12inchシングルにしか入っていない後半永遠と続くスモーキーでネチっこいブレイクは必聴です。

  8. Genius Love / TOM TOM CLUB 1981
    説明不要の彼ら最大のヒットであり代表曲。35年近く経ってもこのチープで印象的なイントロは忘れることが出来ません。MTV時代と相まってヘタウマ・アニメーションのPVもお洒落で可愛かったですね。

  9. Too Through / BAD GIRLS 1981
    『Turn Me Up』が有名なKEITH BARROWが作曲、TEE SCOTTがMIXしたミッドテンポでファンキーな12inch。極太なベースとJOCELYN BROWNのヴォーカルが炸裂する、オールドスクール・テイストなブギーに仕上がっています。

  10. Tom’s Diner / D.N.A. feat. SUZANNE VEGA 1990
    1988年UKでSOUL TO SOULが衝撃デビュー。そこからの数年間グランド・ビート旋風が世界中で吹き荒れたのを懐かしく感じる方も多いでしょう。そんなブームの中でこのレコードは、元々SUZANNE VEGAのアカペラ曲にD.N.A.と称する若者が勝手にグランド・ビートのトラックを乗せてブート・リリースしクラブ・ヒット。後にSUZANNEサイドからクレームを付けられるも彼女の懐の深さで和解、Wネームで正式再リリースとなった曰く付きの12inchです。

  11. Search for The Hero (m people master mix) / M PEOPLE 1995
    1994年UKデビュー、翌年グランド・ビート・ブームの波に乗って全英9位まで上り詰めたヒット曲。このM PEOPLEや次に紹介するTHE CHIMES、さらにTHE BRAND NEW HEAVIESなども含め、そこそこのルックスで歌の上手い黒人女性ヴォーカルを前面に配してクラブっぽいダンス・サウンドを奏でる、ヴィジュアルと音の両面からアピールするやり方が当時のUKミュージック・シーンの常套手段だったのかもしれません。

  12. I Still Haven’t Found What I’m Looking For (manasseh mix) / THE CHIMES 1990
    このTHE CHIMESも短期間でしたが人気を博したバンドの一つ。ここではU2のスピリチャルなメッセージ・ソングをソウルフルにカバー。原曲もいいのですが、PAULINE HENRY嬢の伸びのあるヴォーカルにBARRY WHITEばりのスムースで煌びやかなストリングスが乗るこのヴァージョンもなかなかの出来です。

  13. I Got Rhythm / MIKE OLDFIELD 1979
    もう一曲最後もカバーで。MIKE OLDFIELD1979年問題作『Platinum』より。彼の膨大な作品郡の中でも70年代後期のディスコ・ダンスミュージックの台頭に影響されてか、他の作品と比べ単純で踊りやすいリズムを意識して造られた『Platinum』は、コアなプログレ・ファンから当時酷評されましたが個人的には最も好きな作品のひとつです。アルバム・ラストを飾るこの曲は、かのGEORGE GERSHWINが1930年に発表した名曲をBPM速度を限界まで落として、しっとりとしたアレンジに置き換えることでオリジナルとはまったく別の音楽に昇華しています。