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MIX CLOUD LCR Disco-16

4月も中旬に入り気分も軽やかになるこの季節、
LCR Disco-16をMIX CLOUDにUPしました。
暖かな陽気になってきましたので、
AORっぽい曲を中心に織り交ぜてみました。
下記LCR Disco-16のリンクボタンを押して頂くと、

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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-16
shuroom

  1. Lotta Love(disco stereo mix) / NICOLETTE LARSON 1978 00:00
    NEIL YOUNGが当時入れ込んでいた彼女に送った爽やかなラヴ・ソング。デビューアルバム『Nicolette』に収録されているNICOLETTE LARSON最大のヒット曲であり70年代後半の西海岸を象徴する名曲です。このMixは12inchプロモ・オンリーのアナログ盤にのみ収録で、アルバム同様TED TEMPLEMANプロデュース、リミックスはJIM BURGESS。イントロにフルート・ソロを持ってくるなど、アルバムとは異なるロング・バージョンになっています。

  2. Stone Heart (stone woman) / I LEVEL 1983 04:22
    80年代エレクトロ・グループのメロウ・ダンス・クラシック。白黒混合バンドながらUKらしい白っぽいサウンドで、けだるい雰囲気もアリな気持ちのいいタイトル通りストーンな曲です。

  3. Half The Day’s Gone and We Haven’t Earne’d a Penny / KENNY LYNCH 1983 10:12
    60年代から音楽に限らずエンターテナーや役者としても活躍していた人ですが、日本ではほとんど知名度のないアーティストなようです。その彼が1983年にリリースした同名タイトルの3rdアルバムからのシングルは、前半マイナー・コードで進む女性コーラスと途中からのメジャー・コードで入ってくる本人のヴォーカルが独特な、AORとBoogieを足して二で割ったような不思議な魅力を持った12inchです。

  4. Love Talkin’ / ONUR ENGIN 2011 17:15
    DJユース向けに過去の名曲のイントロやアウトロだけをストレッチしたり、ドラムのキックやベースだけを強調したり、最低限の加工を施しながら原曲の良さを最大限引き出したRe-Edit12inchが数量限定でリリースされることがあります。基本的にはオリジナルではないのでRe-Edit物は保有しない事にしていたのですが、さすがにこの12inchを知った時は有無を言わさずに購入してしました。トルコ人DJでRe-Edit職人ONUR ENGIN制作。ヴォーカルなどをズタズタに切り刻んでエフェクト処理するDUB的なMIXではない、オリジナルと聞き間違えるほど原曲に忠実な仕事ぶりには潔ささえ覚えます。

  5. Dance All Night (instr.) / PATRICK BOOTHE 1982 23:54
    80年代UK Boogieの人気モダン・ソウル・クラシック12inchのB面インスト。イントロからスムースに盛り上げてくるホーン・セクションはEARTH, WIND & FIREのTHE PHENIX HORNS。もちろんヴォーカルver.も素晴らしい曲なので、いつかまた別の機会にご紹介します。

  6. I Really Love You (instr.) / HEAVEN AND EARTH 1981 27:45
    シカゴのファンク・グループが1979年に発表したラスト・アルバム『That’s Love』からの12inchシングルのB面インスト。グイグイくるBoogieなベースに高揚感あふれるメロディとストリングスが人気のダンス・クラシックです。

  7. Don’t You Give Your Love Away / STEVE SHELTO 1983 34:19
    これも80年代初期Boogieを代表するクラシック。New York産ディスコ・プロジェクトAREA CODE (212)のメンバーでもあったSTEVE SHELTOのデビュー・ヒット・シングル。12inchはA SHEP PETTIBONE MIX。中盤のビギビギいっているDopeなブレイクがフロアで強力な威力を発揮します。

  8. You’re Not So Hot (instr.) / CAROL DOUGLAS 1982 40:48
    数々のディスコ・ヒットを持つ彼女の1982年の12inchシングルB面。この曲はリリース当時あまり売れなかったとの事ですが、インストVer.に入っているゴージャスなヴィブラフォン・ソロが気持ちいいです。

  9. Touch Me Don’t Stop / PFO 1981 44:46
    イタリア人グループPilgrim Fathers Orchestra略してPFOの12inchシングル。80年代初期は本当にたくさんの魅力的なイタリア産NYサウンドがリリースされました。しっかりとしたグルーヴを刻むベースに個性的で生々しいカッティング・ギターが絡むこのイタロ・ブギーは一度聞いたら忘れられない個性的な一曲です。

  10. Skip To My Lou / FINIS HENDERSON 1983 51:28
    シカゴ出身の人気コメディアンだった彼が、モータウンからのラヴコールで制作した唯一のアルバム『Finis』からの12inchプロモ・シングル。濃すぎないアレンジと哀愁漂う彼のファルセットはあくまでもライトタッチでAORと言っても過言ではないメロウ・ダンサー。プロデュースはなるほどのEW&FのギタリストAL McKAY。

  11. The Path II / RALPH MacDONALD 1978 56:27
    ジャズ・フュージョン界で様々なレコーディングに参加していた売れっ子パーカション奏者のソロ・アルバム『Path』からの12inchプロモ・シングル。この曲は『The Path』『The Path 1』『The Path 2』『The Path 3』とあるのですが、ここではスチールドラムをフューチャーした『The Path 2』を取り上げています。

  12. Rainbow / MADAGASCAR 1981 58:06
    L.A.のキーボード奏者でソングライター・プロデューサーのJOHN BURNSを中心に、アメリカ東西の凄腕スタジオ・ミュージシャンが集結したバンド唯一のアルバム『Spirit of The Street』より。アーバン・ソウルの人気曲として、マニアックなファンの間では有名なこんなにいい曲がシングルカットされていないのが本当に不思議です。

  13. This Must Be The Place (naive melody) / TALKING HEADS 1983 62:04
    THE CUREの ROBERT SMITHをモデルにSEAN PENNが主役を好演した映画『きっとここが帰る場所/This Must Be The Place』は最近観た映画の中でも柔らかに心に染みるいい映画でした。その原題で主題曲でもあるこの曲は、もともとはTALKING HEADSのアルバム『Speaking in Tongues』のラストに収録されていたものです。今回は同名の12inchから録りましたが、アルバムは初回プレスで2種類存在し、DAVID BYRNE自身のデザインによる黄色いイラスト・ジャケットの通常盤と、アメリカン・コンテンポラリー・アートの巨匠ROBERT RAUSHENBERGによる、「黄」「赤」「青」からなる透明プラスティック製のスペシャル・アート・パッケージ盤がありました。もちろん迷わずRAUSHENBERG盤を入手しましたが、しかしその扱いづらさは尋常ではありませんでした。

  14. A Nice Feeling / CAROLINE CRAWFORD 1978 66:20
    数多くのファンク・チューンを放ったHAMILTON BOHANNONプロデュースのシングル。近年A面の『Coming on Strong』が人気の12inchですが、このB面も程よくレイドバックしたトロピカル・フィール溢れる気持ち良さでこれからの季節に最適です。

  15. Moonlight Feels Right / STARBUCK 1976 70:58
    ジョージアはアトランタ出身のSTARBUCK1976年同名デビュー・アルバムより。発表から約40年たった今でもまったく色褪せないMy Favorite Songの一つです。ほどよくファンキーでAORフィール満載のこの曲は、ちょっとクセのあるヴォーカルとマリンバ・ソロがいい雰囲気を醸し出しています。

  16. Georgy Porgy / TOTO 1978 74:32
    TOTOデビューアルバムからの12inchシングル。『Got to Be Real』CHERYL LYNNソロ・デビュー前の最初の仕事でもあります。彼女が歌うサビ・パート「Georgie Porgie, puddin’ and pie, Kissed the girls and made them cry…」ですが、元々はマザーグース関連曲の歌詞だそうです。

MIX CLOUD LCR Disco-15

連投になってしまいますが3月に入ったので、
LCR-Disco-15をMIX CLOUDにUPしました。
PreludeやWest EndなどのNYサウンドを始め、
耳当たりの良い曲を中心に集めてみました。
下記LCR Disco-15のリンクボタンを押して頂くと、

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楽しんで頂けたら幸いです。

LCR Disco-15
shuroom

  1. Just in Time & Space (dub) / RAW SILK 1983
    タイトル通りスペーシーなインストルメンタルDUB。West Endを代表するガールズ・グループの一つRAW SILKの12inch『Just in Time』のB面。微妙にエコーの掛かったエレピのソロを始め、其処彼処に散りばめられた宇宙的SEなどイントロからアウトロウまで隙のない美しさは、まさにザ・ガラージ・クラシック。

  2. Love’s Gonna Get You (watch out baby out baby for love) (instr.) / MODERN-NIQUE frat. LARRY WU 1986
    LCR Disco-1でも紹介した『Let Me Show You』が素晴らしいLARRY WUがらみの1986年エレクトロ・ブギー。ただし今回はB面のインストを選択。80年代中期独特のエレクトロ・サウンドとして取り上げました。

  3. Let’s Do The Latin Hustle / EDDIE DRENNON & B.B.S. 1976
    ESTHER WILLIAMSも在籍していた男女7人組のファーストアルバム『Collage』からのシングル12inch。VAN McCOY『The Hustle』を継承するストリングスやフルートが軽快で気持ちいい、多幸感溢れるラテン・ハッスル・オリジナル本命盤。

  4. Life’s Just a Ballgame (ballroom remix) / WOMACK & WOMACK 1988
    BOBBY WOMACKの弟、CECIL WOMACKとLINDA WOMACK(LINDAはSAM COOKEの娘)夫婦による、4枚目のアルバム『Conscience』からの12inchシングル。エモーショナルでありながら黒すぎず、ネオアコやAORな印象も併せ持った、派手さはありませんが時代を超えて聴き続けていきたい良曲です。

  5. Say Yeah (instr.) / THE LIMIT 1984
    THE LIMITはROB VAN SCHAIKと BERNARD OATTESによるオランダの2人組ユニットで、1982年にも『She’s So Divine』のヒットを放っています。この『Say Yeah』A面は若干甘すぎるのでB面のインストを選びました。

  6. What Cha Doin’ / SEAWIND 1980
    1970年代後半から80年代前半、日本でもサーファーを中心に人気を博したSEAWINDは、そのほとんどの曲を書いているドラムスのBOB WILSONと、夫人でヴォーカルのPAULINE WILSONの二人を中心にしたトロピカル・フィール満載のAORフュージョン・バンドでした。『What Cha Doin’』は彼らの4thアルバムからのシングルで、プロデューサーGEORGE DUKEの個性が色濃く出た楽曲になっています。彼らの中では異色なファンク・チューンのこの12inchはアルバムと比較してベースやドラムスがよりクリアで太く聴こえます。

  7. Must Be The Music (instr.) / SECRET WEAPON 1981
    New Yorkの秘密兵器、1983年リリースのアルバム『Secret Weapon』からの12inchシングルB面のインスト・ヴァージョン。イナたいギターをひたすら弾いているのが気持ち良い、正にOld SchoolなPreludeのダンス・クラシックです。

  8. Can You Handle It (special remix ver.) / SHARON REDD 1981
    LCR Discoで何度も登場する、FRANCOIS KEVORKIANリミックス。右と左でそれぞれ違うギターが鳴り、スキャットがフューチャーされたこのSpecial RemixはPreludeレーベルとFRANCOIS K.を象徴するシングルであり、ディスコと言うよりフュージョンな感じが好みでした。

  9. Come Let Me Love You (disco ver. instr.) / JEANETTE “LADY” DAY 1981
    Preludeレーベルに2枚のシングルを残したJEANETTE “LADY” DAYのファーストシングルのB面。終始飽きさせない展開ある構成はもちろん、なんじゃそりゃなKeysの音選びやスマートなDUB処理はFRANCOIS K.の得意とするところでしょう。

  10. I’m Caught Up (in a one night love affair) (instr.) / A HUNDRED BIRDS 2014
    1996年から大阪を拠点に活動を続ける30人編成のディスコ・オーケストラ、AHBの500枚限定12inchアナログレコードのB面2曲目。AB両面ともガラージを代表する名曲を取り上げ、原曲のイメージ通りにホーンやストリングスなど全て「生」で再現しています。本来であれば某化学メーカーCMソング(山口百恵『さよならの向こう側』のカバー)でお馴染みのTeN嬢のヴォーカルが魅力的な歌入りヴァージョンを取り上げるべきところですが、次曲でオリジナルを選んだのでここではインストを使わせてもらいました。このシングルの売り上げは東北地方太平洋沖地震災害復興基金として寄付されるとの事。

  11. Caught Up (in a one night love affair) / TERRI GONZALEZ 1980
    TERRI GONZALEZ自身が自作自演したこの曲は敏腕プロデューサーPATRICK ADAMSの裏切りで、当時すでに売れっ子のJOCELYN BROWNを始めP. ADAMS自身もメンバーだったINNER LIFEのデビュー・シングル『I’m Caught Up (in a one night love affair)』としてPreludeレーベルから先にリリースされ大ヒットしてしまいました。のちに裁判沙汰にまで発展した曰く因縁のついた曲ですが、ゴージャスでファンキーなINNER LIFE盤よりその1年後にマイナー・レーベルからリリースされた哀愁漂うこちらのほうが個人的には好みです。ちなみに前曲AHBのインストもこのTERRI GONZALEZヴァージョンを参考にしていると思われます。

  12. Loveline / TAVARES 1981
    70年代から活躍するベテラン・グループが1981年に放ったモダン・ソウル・アルバム『Loveline』より、同名タイトルの高揚感溢れるスウェイ・ビートな一曲。作曲はプロデュース業を始めたばかりのKASHIFで、これは彼のキャリアの中でも上位に価する逸品でしょう。  

  13. In The Night / CHERYL LYNN 1981
    懐かしいアメリカのオーディションTV番組「ゴング・ショウ」の最高得点優勝者としてデビューを飾った彼女の3枚目のアルバム『In The Night』から同名タイトルの12inchシングル。当時良質なダンス・ミュージックを数多く制作していたRAY PARKER Jr.プロデュース。どうしてもCHERYL LYNNといえば『Got to Be Real』に話題が行きがちですが、この曲を始めTOTOの『Georgy Porgy』など他にもいい曲がたくさんあります。

  14. Baker Street / GERRY RAFFERTY 1978
    クエンティン・タランティーノの監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で面白い使われ方をしたUKのフォークロック・グループSTEALERS WHEELの『Stuck in The Middle with You』。そのSTEALERS WHEELのフロントマンだったGERRY RAFFERTYがバンド解散後にリリースしたソロ・アルバム『City to City』から、当時FENでも毎日何度も流れていたヒット曲。ベーカー・ストリートはロンドンに実在する通りの名前で、小説中でシャーロック・ホームズの事務所があった場所としても有名だそう。そんな霧のロンドンを連想させる幻想的な曲です。