Concept

LE CERCLE ROUGE 1
セルクル・ルージュ(”Le Cercle Rouge”)は、ジャン=ピエール・メルヴィル監督が1970年に製作したフランス映画「仁義」の原題です。このタイトルは、”赤い輪”という意味で、運命で結ばれた人間は、一つの赤い輪の中にいるというテーマを表現しています。

このサイトの運営者である川口哲生と川野正雄は、1981年パリで、初めて出会いました。
そこから生まれた赤い輪は、30年以上の年月を経て、少しずつ広がってきています。
私たちはこのWEBで、今まで自分達とつながってきた方々を紹介しながら、音楽、映画、ファッション、アート、フード、或は街といった世界で、新たな価値観を生み出していきたいと考えています。
映画”Le Cercle Rouge”が作られた1970年代は、映画、音楽、ファッション、アートといった世界の関係性が、非常に密接でした。
私たちはこのWEBを通じて、様々な文化のエッセンスを、自分たちなりにオーバーラップさせ、1970年代のような、自由でクリエイティブな世界観を再構築していきたいと考えています。
そしてこのWEBを訪問される方が、感性に刺激を受けて、次の行動につなげて頂けるようなエッセンスを、これから提供していきたいと思います。

川野正雄

セルクル・ルージュに関わる私たちや、私たちの「赤い輪」の中にいるこれから登場いただく方々は、私たちがここで扱っていく音楽や映画、スタイル等々において緩い重なりとそれぞれ独自のズレを持ちつつ、お互いをリスペクトし合っています。その重なりは、時代時代においてのマジョリティとの距離の置き方であったり、自分の嗅覚に従い興味を深堀り(dig)しつくしたところで感じる「無限の歓喜」を共有するところにあると思っています。

その時々の自分たちにとってのinやcool(whatever)を深堀りし続けてきました。その年齢や時代の気分と密接にかかわり合った音楽やスタイルやアチチュードであったけれど、それを今の年齢になっててつなぎ合わせて俯瞰してみると、その変遷の中に自分たちを形作る芯のようなものを発見します。

これからそうしたセルクルルージュの芯をご紹介し、新たにそれをdigされるかたの入り口をいくつも用意していきたいと思います。can you dig it?

川口哲生

人はそれと知らずに、必ずめぐり会う。たとえ互いの身に何が起こり、どのような道をたどろうとも、必ず赤い輪の中で結び合うーラーマ・クリシュナー (ジャン・ピエール・メルヴィル監督「仁義」*原題"Le Cercle Rouge"より)